肥満、不妊、便秘、冷え、肩こり、腰痛、うつ、ストレス、不眠、疲れ、生理痛、更年期症状......。女性の体と心の悩みは尽きないが、その大半は血流を良くすることで改善できるという。
堀江昭佳(ほりえ あきよし)さん、石村友見(いしむら ともみ)さんの『血流ゼロトレ』(サンマーク出版)が2022年7月21日に発売された。本書は、「血流の改善」で弱った体と心を回復させる方法を伝授する1冊。
シリーズ42万部『血流がすべて解決する』の著者で、不妊症を専門とする漢方薬剤師の堀江昭佳さんと、シリーズ100万部『ゼロトレ』の考案者で、ニューヨークでヨガスタジオを経営する石村友見さん。体の「内側」から治すプロと体の「外側」から治すプロが、タッグを組んだ。
血流のプロ・堀江さんが、ゼロトレのプロ・石村さんに「血流を改善する3つの秘策」を伝授している。
■3つの秘策
1 下がった「胃腸」の位置を戻す
2 「ふくらはぎ」のポンプ機能を活性化する
3 「呼吸」を深くする
これらを一気に実現する「血流ゼロトレ」を石村さんが開発。350名を超えるモニターが実践し、肥満や不調が改善した人が続出したという。
■「血流ゼロトレ」の特徴
1 すべて寝ながらできる
2 たった5分でできる
3 ひとつのアクションで血流スイッチがオンになる
4 肥満、不調に効く
5 心がリラックスする
対談形式で進むため、ふだんあまり本を読まないという人もスラスラッと読めるはず。会話の内容は多岐にわたり、本題の「血流ゼロトレ」以外にも、ダイエットや健康のヒントになる話題が満載だ。
堀江さんによると、そもそも女性は男性に比べて不安になりやすく、その理由は2つあるという。1つは「脳の構造の違い」。人間に限らず、メスは子どもを外敵から守るため、オスより恐怖への感受性が強いという。
もう1つは「血流が足りていないこと」。月に1度生理があり、その度に大量の血を失う。貧血になると鉄分が足りなくなる。鉄分は幸せホルモン「セロトニン」を脳がつくりだすために必要で、不足すると幸せホルモンも少なくなりやすい。だから不安感も強くなるという。
不安そのものは悪いことではないそうだが、改善できるならしたいものである。患者の相談を受ける中で「血流を良くすれば不安感もかなり弱まる」印象が強いといい、「血流さえ良くなれば、体も心も元気にできる」としている。
「血流を良くするためにクリアすべき3つのミッション」の中の「1 『胃腸』を支えよ!」の中で、石村さんは「お腹まわりを鍛えるためには、骨盤底筋群がポイントになるかも」としている。堀江さんによると、骨盤底筋群を鍛えると骨盤内への血流が良くなり、それにより子宮や卵巣の血流も良くなり、妊活にも効果的という。
体はつながっていて、胃や腸の内臓下垂、子宮下垂、痔は漢方的には同じ流れで、共通点は"下がる"こと。内臓が下がると、それを受け止めている骨盤も歪み、子宮も下がる。つまり、体の中で「雪崩」が起きてしまう。こうなると、お腹はポッコリ出て、お尻は下がり、太ももは太くなる。
お腹から子宮までは「雪崩ゾーン」。内臓が下がれば、骨盤や子宮に悪影響が。ここを支えられる体になることが血流アップのカギを握る。
血流の改善に、「雪崩ゾーン」を支える体づくり。この2つを同時に実現できるのが、本書が提案する「血流ゼロトレ」。体と心の不調に悩んでいる人に読んでほしい1冊だ。
■目次
第1幕 京都編
血流を良くするためにクリアすべき3つのミッション
第2幕 ニューヨーク編
『血流ゼロトレ』開発への道
第3幕 出雲編
たったひとつのアクションで血流スイッチがオンになる
第4幕 再びニューヨーク編
心に羽が生える5つのヒント
■堀江昭佳さんプロフィール
漢方薬剤師、堀江薬局代表。出雲大社参道で約100年続く老舗漢方薬局の4代目。血流改善を中心に据えた漢方医学、西洋医学、心理学の3つの視点からのアプローチで、多くの女性の不調を解決してきたプロフェッショナル。2016年に発売した『血流がすべて解決する』はシリーズ42万部のベストセラーに。
■石村友見さんプロフィール
ゼロトレ考案者、オンラインジム「チームゼロ」代表。劇団四季を経てブロードウェイ・ミュージカル「ミス・サイゴン」に出演後、ヨガインストラクターに転身。2018年に発売した『ゼロトレ』はシリーズミリオンセラーに。体の歪み、縮みを整えて美しく、健康的な体をつくるプロフェッショナル。
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