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上白石萌音が『若草物語』を読んで「発見」したこととは?

FRaU2022年8月号

   俳優の上白石萌音さんが座っているのは、約100年前に創立された「自由学園 明日館」の講堂。現在は重要文化財に指定される、歴史ある建物だ。

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   学校は、1921年設立の女学校で、校舎の設計を担当したのは建築家フランク・ロイド・ライトと遠藤新。上白石さんは、かねてからこの場所を訪れてみたいと願っていたという。「こんな学校で学べたら、生徒たちも本当に幸せだな、感性も磨かれるだろうなって、そんなことを思っていました」と語る。

   まるごと1冊SDGsを特集する『FRaU』2022年8月号(講談社)では、「TAKE ACTION この星と私のために、いまできること。」として具体的なアクションにつなげるためのヒントや事例を紹介していく。

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   読書家としても知られる上白石さん。最近はヘミングウェイの『老人と海』やカフカの『変身』など、「これまで難しいと思って避けてきた」世界の古典小説を積極的に読んでいるそう。

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   なかでも「発見が多かった」と語るのは、オルコットの『若草物語』だ。クリスマスの日に4姉妹が自分の家のご馳走を恵まれない家庭に持っていくシーンが印象的だったという。

「誰かに何かを分けられるというのは、自分に本当に必要なものが分かっているからだと思うんです。(中略)でも今、私たちには選択肢がたくさんあって、本当に必要なものと、そうでないものが見分けづらい」

   そんな気付きが、上白石さんの日常に与えた変化とは? 続きはぜひ本誌で確かめていただきたい。

   校舎の真ん中の芝生で行われた撮影では、青々とした天然芝の上を裸足で駆け出す場面も。頭にかぶっているのはサウナハット。北欧の妖精のような上白石さんの衣装にも注目だ。

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   そのほか、充実の内容はこちら。

・Lead to the Future 上白石萌音、ふるきをたずねて。
・What Are the SDGs? 2030年までに目指す、"SDGs"とは?
・Feature 01 Let's Get Started 今日からはじめるための、アクションガイド。
 (選ぶ、育む、学ぶ、遊ぶ、着る、旅する、住む、繋ぐ)
・Ask About the Aciton アクションをはじめている人に聞いてみました。
 (冨永愛 / 工藤阿須加 / はるな愛 / 松島花 / 吉田恵里香 / 高知東生)
・Feature 02 Sustainable Fashion Now いま私たちが着たい服。With Vintage
・Dictionary of Sustainable Fashion サステナブルファッションのABC。
・The Future of Fashion ファッションとサステナビリティの現在。
・浴衣、鳥すき、夕涼み
・Closet for the Future これからの服。
・Dignity of the Maison 4大メゾン発。気高きたくらみ
・FRaU ×SDGs project has continued. / Shop List
・Act for 2030

   自分に本当に必要なものを見分けられる人になるために、この夏は、上白石さんを見習って読書に親しんでみるのもいいかも。


※画像提供:講談社


 
  • 書名 FRaU2022年8月号
  • 監修・編集・著者名FRaU編集部
  • 出版社名講談社
  • 出版年月日2022年6月29日
  • 定価1200円(税込)

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