盆踊りは田舎の祭りのイメージ? いやいや、東京の盆踊りだってすごいのだ。
ひと夏のあいだに東京23区で開催される盆踊りは、なんとおよそ970件。あなたの知らない「東京の盆踊り」の魅力を教えてくれるのは、年間100ヶ所以上で踊る「盆オドラー」の佐藤智彦さんだ。『東京盆踊り天国 踊る・めぐる・楽しむ』(山と渓谷社)で、この夏飛び込んでみたい盆踊りをチェックしてみよう。
本書で紹介されているのは、厳選された78ヶ所の盆踊り。東京を代表する盆踊りや、初心者や未経験者でも気軽に参加できる盆踊りを選りすぐった。あなたがよく遊びに行くあの街でも、盆踊りが開催されるかも?
「築地本願寺納涼盆踊り大会」(中央区)
築地場外市場のグルメが集う"日本一美味しい盆踊り"。華やかな雰囲気で、盆踊りデビューにぴったり。
「歌舞伎町まつり盆踊り」(新宿区)
歌舞伎町にも盆踊りがあるって知ってた? TOHOシネマズ新宿のゴジラに見守られながら踊ろう。
「郡上おどりin青山」(港区)
岐阜の盆踊りが青山に出張。ビルの谷間にいながら、田舎の祭りのにぎわいを味わえる。
「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」(墨田区)
東京の祭りといえば、やっぱり隅田川。音頭取りの名調子を楽しみながら、たっぷり雰囲気に浸って踊ろう。
「佃島の盆踊」(中央区)
東京で唯一、江戸時代から継承されている念仏踊り。都内のほかの盆踊りでは味わえない歴史と伝統を感じて。
「山王音頭と民踊(みんよう)大会」(千代田区)
6月中旬という早い時期に開催されるこの盆踊りは、「盆オドラーのお正月」として知られている。
「渋谷盆踊り」(渋谷区)
渋谷109前も踊り場に。老いも若きも、ギャルも盆オドラーもみんなで踊って盛り上がろう。
「牛嶋神社祭礼奉納盆踊り」(墨田区)
この近隣では、30以上の盆踊りが開催される。写真のように、東京スカイツリーを見上げる路地裏で踊る光景も。
本書では、都内各地の盆踊りを紹介するほか、知られざる観光資源としての魅力も解説。さらに、誰も教えてくれない盆踊りのマナーや裏ワザ、盆踊りファッションやゆかたの手入れなど、盆踊りを楽しむためのあらゆる情報が満載だ。今年の夏の思い出づくりは、盆踊りで決まり!
【目次】
はじめに「東京23区は盆踊り天国。ようこそ、未知なる心踊る世界へ!」
ヨイヨイ!盆踊りの基礎用語
第1章/沼落ち必須!ようこそ、盆踊りの世界へ!
第2章/盆踊りデビューするならここ!初心者に嬉しい盆踊り
第3章/まるで観光気分!多様性あふれる盆踊り
第4章/23区地域別 東京盆踊り天国ガイド
・城東地区の盆踊り(中央・台東・墨田・江東・葛飾・江戸川)
・城南地区の盆踊り(港・品川・目黒・大田)
・城西地区の盆踊り(新宿・世田谷・渋谷・中野・杉並・練馬)
・千代田・城北地区の盆踊り(文京・豊島・北・荒川・板橋・足立)
第5章/"本場"を体験!東京で楽しむ全国の盆踊り
第6章/盆踊り基礎講座 盆踊りの歴史
第7章/盆踊り実践講座 いざ盆踊りの輪へ!参加するコツや裏技
おわりに「盆踊りはあなたのすぐそばに。
東京は、煩悩ならぬ、「盆悩」に満ちた世界
■佐藤智彦(さとう・ともひこ)さんプロフィール
神奈川県川崎市生まれ。インテリア雑貨、キッチンウェアの販売や店舗運営、マーケティングを経て2010年独立。フリーランスで企業の広報・執筆活動を行う。2011年夏に盆踊りの世界に目覚め、盆オドラー化。例年国内外100箇所以上の盆踊りに参加。好きな盆踊りは「築地本願寺納涼盆踊り大会」(中央区)や「郡上(ぐじょう)おどり」「白鳥(しろとり)おどり」(ともに岐阜)など。大柄の見た目から、踊り仲間に「大ちゃん」と呼ばれる。自称『盆バサダー®(盆踊りアンバサダー)』として、盆踊りの楽しさを世に広めるべく暗躍中。ゆかた好きが高じて、日常的に和服に親しむ生活を送っている。
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