神奈川県には、カフェの激戦区が多い。西洋文化の影響を受けた「西洋喫茶」横浜、古民家の趣溢れる「古民家カフェ」鎌倉、海を一望できる「オーシャンビュー」湘南と、エリアごとに特徴があるのも面白い。
6月21日発売の『横浜・鎌倉・湘南ベストカフェ』（昭文社）から、おすすめのカフェをいくつか紹介しよう。
本書では、カフェ愛好家20万人が利用するアプリ「CafeSnap（カフェスナップ）」から横浜、鎌倉、湘南エリアなど、130の人気店舗を厳選している。
歴史と文化の街、鎌倉でぜひ訪れたいのは、趣のある古民家カフェ。下のページ右側で紹介されているのは、極楽寺のLa maison ancienne（ラ メゾン アンシェンヌ）だ。緑豊かな癒される空間で、ほっと一息つける。スリランカ人シェフが作る本格的なスリランカカレーや、やさしい甘さのバナナケーキは絶品だ。
長谷のcafe坂の下は、裏路地にひっそり佇む古民家カフェ。フルーツがたっぷりのったパンケーキをほおばれば、幸せな気分になれることうけあいだ（左ページ上）。
続いて湘南エリア。海を一望できるカフェで、潮風に吹かれながらリフレッシュできるカフェを紹介しよう。七里ガ浜のPacific DRIVE-IN 七里ガ浜（右ページ）は、七里ガ浜海岸駐車場の中央にあるドライブインカフェ。江の島を一望できる眺望が自慢だ。南国気分でハワイアンフードを楽しめる。
同じく七里ガ浜のbills 七里ガ浜（左ページ上）は、オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング、「bills」の日本第一号店だ。海を眺めながら、フレッシュな食材を生かしたメニューに舌鼓を打とう。
横浜エリアでぜひ行きたいのは、西洋建築のクラシックなカフェだ。関内にある馬車道十番館は、横浜開港当時の建築様式を参考に建てられた西洋館。ステンドグラスが店内を彩るおごそかな空間で、名物の十番館プディングを召し上がれ。
ここでご紹介したのはごく一部。本誌ではプリン、和スイーツ、かき氷・アイスといった「スイーツ」、自家焙煎、ラテアートで評判の「コーヒー」、紅茶、中国茶などお茶に特化した「ティー」、ナポリタン、カレーなど食欲をそそる「フード」、リノベーション、江ノ電の風景などを楽しむ「ロケーション」と、5つのジャンル別にカフェを分類し、掲載している。
カフェの楽しみ方は様々。観光も良いがカフェ目当てでも訪れたくなる。本書を片手に探索してみるのも良さそう。
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