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報われる努力、ムダな努力とは? 「プレジデント」が特集

プレジデント(2022年6月17日号)

 5月27日発売の「プレジデント」(2022年6月17日号)は、「報われる努力、ムダな努力」と題した特集を組んでいる。仕事・お金・勉強で成功している頭がいい人の秘密とは何か。

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画像は「プレジデント」(2022年6月17日号)

 日本最大級のネット掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)の開設者として知られ、現在はフランス・パリに暮らす、ひろゆきさん(本名・西村博之)が、巻頭に登場。「努力には、報われる努力と報われない努力があります」と語っている。結果が伴わなかった努力は「ただの時間のムダ」だというのだ。

 野球にせよ勉強にせよ、好きでやっている人に努力では勝てない、と断言する。だから、自分にとって一番大切なこと、それが欠けたらやり直しがきかないものは何かを考え、最優先事項を決めるのがポイントだという。

 それが決まったら、実現できるゴール設定を考える。ひろゆきさんは、普通の社会人生活はできないと考え、サラリーマンになることを早々とあきらめ、学生時代に起業した。「特許で一発当てて5000万円稼ぎ、残りの人生を利子で暮らすこと」をゴールにした。

 少ない努力で成果を上げるには、「優先順位、ポジション、自分の適性」この3つで物事を考えることが肝要だ、と説いている。そして、「努力を正しくて苦しいものだと考えるのは、もうやめませんか。努力という価値観を、もっと、ラクでずるいものにしませんか」と提案している。

 「渋滞学」「無駄学」を提唱する東大教授、西成活裕さんは、「失敗と寄り道」を勧めている。無駄には、「見える」無駄、「見えにくい」無駄、「見えない」無駄の3種類ある、と話す。コントロールできないのは、原因が本人ではなく外部にあるものだ。

 また、そのときは無駄なことをしたと思っても、その後に役立つことがあるから、無駄を恐れることはないという。時間軸を長く取れば、「無駄なものは消滅する」という考え方は参考になるかもしれない。

 読み物では、「仕事は週10時間、お金は十分」という投資家・遠藤洋さんの「悠々自適暮らし実現メソッド」が面白い。天気がいい日は昼からビールグラスを傾け、世界を股にかけて趣味の旅行を楽しむ。どうやってそんなうらやましい生活を実現したのか。時間とお金を手に入れるのに必要なのは、「努力」よりも「楽しさ」だという。

 このほか、掃除、洗濯、料理、介護、投資など生活のさまざまな場面での手抜き法をまとめている。ズボラな人に役立ちそうだ。

  • 書名 プレジデント(2022年6月17日号)
  • 出版社名プレジデント社
  • 出版年月日2022年5月27日
  • 定価780円(税込)

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