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月13万円あれば大丈夫! 「プレジデント」が「年収300万父さんのリッチ経済学」を特集

プレジデント(2022年5月13日号)

 4月22日発売の「プレジデント」(2022年5月13日号)は、「年収300万父さんのリッチ経済学」を特集している。お金に悩まない生き方や生活防衛法についてまとめている。

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画像は「プレジデント」(2022年5月13日号)

 3000人を対象にしたアンケート調査によると、世帯主の年収が300万円~500万円でも「幸せ」に感じている人がいる一方、年収1000万円以上でも「不幸せ」に感じている人がいる。

 前者の理由のトップ3は「家庭の人間関係が円満」「時間に余裕があって趣味・余暇が充実」「良好な健康状態」。後者の理由として「趣味や余暇の時間が取れない」「職場での人間関係」「家庭内における人間関係」を挙げている。

 家計の見直し相談センター代表の藤川太さんは「結局のところ1000万円以上の人たちは、守るべきものを守るため、夜遅くまで働いて、家族団欒を楽しむことがなかなかできません。そして、家族との間に隙間風が吹き始め、家庭内の人間関係がぎくしゃくしてくるわけです」と指摘する。

 また、高年収になるほど、健康保険や厚生年金などの社会保険料や税金の負担が増える。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんのシミュレーションによると、社会保険料と税金による手取り収入の目減り額は、年収300万円で約51万円だが、年収1000万円では約270万円に跳ね上がる。

 同じ年収1000万円でも、夫が一人で稼ぐよりも夫婦で稼いだ方が何かと得になるため、畠中さんは「共働き」を推奨している。

支出を減らして、残りのお金を投資に

 投資や生活術の本がベストセラーになった、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんとファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんが、年収別の家計診断を行った。

 年収300万円の家族に対しては「まとめ買いなどで食費を抑える。貯蓄を今後のキャリアアップの費用とする」ことをアドバイス。年収500万円家族には「ボーナス頼みを脱却。趣味代にもメスを入れ、赤字体質改善」、年収800万円家族には「全方位の贅沢卒業。外食も保険も、すべてが過剰」、さらに1000万円家族には「家計の見える化を。妻の『生活費使い切り』が元凶」と、年収が多い家族ほど厳しい指摘があった。

 ジェイソンさんは「投資をしないのが、一番のムダ」という。「支出を減らして、残りのお金を投資に回して、待つだけ」とアドバイスしている。

 経済アナリストの森永卓郎さんは、「月13万円あれば、十分リッチに暮らせる」として、家計簿を公開している。畑を耕作し、野菜をできるだけ自給、食費を3万円に抑えている。郊外だからこそ出来ることだが、都会と田舎の中間、「トカイナカ」暮らしを勧めている。


※画像提供:プレジデント社


   
  • 書名 プレジデント(2022年5月13日号)
  • 出版社名プレジデント社
  • 出版年月日2022年4月22日
  • 定価780円(税込)

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