4月8日発売の「プレジデント」(2022年4月29日号)は、毎日楽しく続く英語の「レッスン革命」を特集している。
新年度を機に、英語の勉強を始めた人も多いだろう。特集では、「3日坊主」にならない新しい学び方をさまざま紹介している。
英語の独学がブームになっているが、読み書きが中心で、なかなか会話ができるようにはならないようだ。スピーキングのための本として注目されている『英語のハノン』(筑摩書房)の共著者の1人である横山雅彦氏(関西国際大学准教授)は、「オーラシー(話すこと)」が、他の「聞く」「読む」「書く」という3つの技能を引っ張っていくのが英語習得の理想だという。
『英語のハノン』は、一定のパターンを繰り返すのが特徴だ。横山氏は英語がペラペラになるための3つの鉄則を挙げている。
1 5文型を頭に叩き込む 2 基本を反復する 3 発音よりリズムが大事
医学博士で昭和大学客員教授の加藤俊徳氏が「英語脳」をつくる習慣を解説している。外国企業の「プレスリリース」を読みまくる、「おもしろい!」と思えるドラマで学習、自分の「プロフィール」を英語で書いてみる、ことなどを勧めている。
企業のトップがいかにして「英語の壁」を超えたかを披露しているのも参考になるだろう。エニグモCEOの須田将啓氏は、経営者仲間を引き入れたレッスンで、TOEIC900点を突破するまでになったという。また、セゾン投信会長・CEOの中野晴啓氏は、英会話教室を渡り歩いたが進歩しなかったが、1対1の会話レッスンや「聞き流すだけ」のオーディオ教材によって飛躍的に上達したそうだ。
独学派のための「英語本&メソッド」大全の記事も参考になる。TOEICからビジネス英語まで、レベル別に紹介している。TOEIC対策では、『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』が「出る1000」と呼ばれ、スタンダードになっているという。NHKのラジオ講座のテキストもスピーキングの参考書として勧めている。
ポッドキャストなどの英語メディアを使った学習法もいいだろう。毎日楽しく英語に触れ、楽に上達できるかもしれない。
有益な教材があふれている今、「続ける」という意志こそが、英語をマスターする秘訣に違いない。この特集の中からきっと自分にあった方法が見つかるだろう。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?