2021年11月に映画化されNetflixでも全世界配信された『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)などで知られる、小説家・エッセイストの燃え殻さん。週刊新潮で連載中の人気エッセイ「それでも日々は続くから」が、ついに書籍化する。2022年4月27日に刊行予定だ。
「『明日』って、こっちの都合まるで無視して来るんです。だから、まーまーの気持ちで迎えてやるとしますか、燃え殻さん」
(タレント・壇蜜さん 推薦コメント)
高円寺の風呂なしアパートに住んで二十五年の友人がいる。人生に疲れると、彼の顔が見たくなる。彼は頑なに働かない。二十五年で彼が働いた日は、一カ月もないと思う。「それはどうなの?」と必ず突っ込まれる方法で彼はなんとか生活しているのだが、相当に「それはどうなの?」案件なので、ここでは詳細は割愛する。
(「疲れると人間に会いたくなるのだ」本文より)
・疲れると人間に会いたくなるのだ
・世の中はとにかくミュージシャンに甘い
・まーまー好きだった人
・プロドタキャン
・挫折だと思ったら左折だった
・カニクリームコロッケ来なさすぎ問題
・人はトークイベントに行かない生き物です
・ネットはあらゆるミシュランの巣窟
目次の一部を並べてみたが、なんとも中身が気になるタイトルばかりだ。身の回りで起きた出来事を、面白おかしく、時に切なく、一本のショートフィルムのようにつづる燃え殻さん。あらゆる層の読者から熱狂的に支持される理由が、このエッセイを読めばきっとわかる。
本書にはこれまでのエッセイに加えて、映画『ゾッキ』などで知られる大橋裕之さんの連載イラスト、大橋さんの4Pマンガと描き下ろしの1Pマンガ、燃え殻さんの書き下ろし1Pコラムも収録されている。
■燃え殻(もえがら)さんプロフィール
1973年生まれ。小説家、エッセイスト。2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。
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