「神の島」と呼ばれる沖縄屈指のパワースポット「浜比嘉島(はまひがじま)」で、「海と本とお昼寝の宿」をコンセプトにした一棟貸しの会員制ブックホテル「浜比嘉(はまひが)別邸」が、3月3日、ついにグランドオープンした。運営は、サンゴの島の小さな出版社「絵本スタジオ アコークロー」。
沖縄県うるま市にある浜比嘉島は、琉球神話のアマミキヨ伝説で女神が住んだとされる秘境の島。離島でありながら、沖縄本島と橋でつながっているため車で渡ることができる。島内には霊域・聖域が数多くあり、赤瓦など昔ながらの集落は景観保護地区に指定されている。神秘的なガジュマルやフクギの大木が生い茂り、浜比嘉別邸の敷地内でもシークワーサー、ハイビスカス、ヤシ、サガリバナなどの沖縄らしい植栽を楽しむことができる。
ホテルは、100歳の女性が暮らしていた古民家を「海と本とお昼寝の宿」をコンセプトに、約1,500冊を蔵書するブックホテルにリノベーションしたもの。リノベーションは、離島めぐりを綴ったベストセラー本『ていねいに旅する沖縄の島時間』の著者であり、絵本作家や出版社経営など執筆業全般を営む永元深智(ながもとみち)さんが行った。
エントランスに入ると、オーナーや出版社のおよそ1,500冊の蔵書がもちろんすべて読み放題。それだけでも本好きにはたまらないが、事前に送られてくるアンケートに回答するだけで、絵本、文庫、小説、ビジネス書、医学書、洋書、スピリチュアル本、漫画シリーズなどさまざまなジャンルの本の中から、本のプロであるオーナーが自分にお薦めの本を3冊選書してくれる「選書サービス」も用意されている。
ロッキングチェアーでくつろげる異国風の書斎や、樹齢200年〜300年ともいわれるフクギの御神木を眺められる和室など、ホテル内の設備も充実。一日一組限定で一棟貸し切りのため、寝転んで本を読んだり、瞑想をしたり、お昼寝をしたり。豊かな自然を味わいながら、部屋でゆったりと楽しむことができる。
部屋でたっぷり過ごした後は、気分転換に海を見に行くこともできる。住所は非公開だが、「浜比嘉(はまひが)別邸」は屋上から絶景の海が見える抜群のロケーションにあり、ビーチはホテルから徒歩3分という近さだ。夕暮れ時、ビール片手に海へ歩けば、そこは沖縄きっての夕陽の名所。天気が良ければ、海も空も真っ赤に染まり、幻想的な景色に包まれる。
本の扱いさえ注意してもらえれば小さな子どもを連れての宿泊も可能で、キッズルームには300冊以上の絵本やぬいぐるみ、木のおもちゃが用意されており、押し入れには秘密基地まであるという。
食事はオーナーおすすめの出張シェフを呼び、沖縄のやちむん(お皿)で、沖縄食材を使ったフルコースが食べられるプランが人気。またシステムキッチン、調理器具、お米や基本的な調味料(塩、醤油、砂糖など)も完備されており、近場のファーマーズマーケットで採れたて野菜やお魚を買って自炊することで「離島ぐらし体験」も楽しめる。冷蔵庫の中にある沖縄産のビールやフルーツジュース、コーヒーなどもフリードリンク制で飲み放題だ。
こんなホテルに泊まれば、仕事も捗り、日頃の疲れも吹っ飛ぶに違いない。本好きにオススメのスポットだ。
※住所は非公開。
※会員は、別荘会員とゲスト会員の2種類。入会費1万円の支払い(代表者1名でOK)と会員規約への同意、初回滞在時のウェルカムオリエンテーションへの参加が必須。
<参考URL>
会員制ブックホテル「浜比嘉(はまひが)別邸」
https://www.hamahigabettei.com/
https://youtu.be/_j8ftdM_HLk
絵本スタジオ アコークロー
https://www.akokuro.com/
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