人気の菓子研究家、加藤里名さんのレシピ集『そのまま食べてもおいしい! ふわふわスポンジ生地のお菓子』(主婦と生活社)が1月28日に発売された。
スポンジ生地と聞くと、ショートケーキが思い浮かぶ。しかし、クリームのデコレーションが面倒だと、昨今ではショートケーキなどがあまり手作りされなくなってきたことを、加藤さんは憂えている。なぜなら、スポンジ生地は、デコレーションなんかしなくても、そのまま食べてもとってもおいしいからだ。
ふわふわのスポンジ生地を、子どものように手でつかんで、もぐもぐとほお張ることの楽しさときたら! スポンジ生地の素朴なおいしさを、それだけに飽きることのない一生もののおいしさを、ぜひ見つけてください。
本書では、スポンジ生地の基本の作り方から、アレンジまで、丁寧に解説されている。
スポンジ生地を焼いたら失敗したという方も、ぜひ、本書でチャレンジしてみては。
「焼き上がりをチェックする」では、成功例と失敗例を写真でわかりやすく説明し、原因と対策についても丁寧に教えてくれる。本書の基本の作り方を見て、ちょっと失敗!となっても安心だ。
初心者さんにも取り組めるように、型のこと、道具や材料についても写真付きで掲載されているので、ハードルは高くない。
スポンジ生地には手作りならではの良さがあるのもポイント。何より焼きたては、他にはない「ふわふわ感」を存分に味わうことができる。
本書では、加藤さんイチオシの「スポンジ生地」のほか、もっとふわふわする「別立て生地」、バターの香りも楽しめる「パウンド生地」、いちばん簡単な「ヨーグルト生地」の計4種の生地を紹介。
自宅にある材料や道具、お菓子作りの習熟度によって、作り分けることができるのに加え、丁寧な解説と工程写真がついているので、初心者さんも上級者さんも楽しめる内容となっている。
さらに、おいしくなるアレンジもたくさん掲載されている。風味をつけたり、トッピングをしたりといったごく簡単なものから、クリームを挟んだり、注入したりといったリッチなものまで、お菓子作りが楽しくなるアイデアが盛りだくさん!
加藤さんの「スポンジ生地」愛がじわじわと伝わってくる本書を見ながら、可能性無限大なスポンジ生地を、すぐにでも焼いてみたくなる。
目次は次の通り。
CONTENTS
《1/2》
4つのスポンジ生地の
基本の作り方と簡単なアレンジ
A
そのまま食べておいしい!
カステラ生地(バターカステラ)
B
最上級のふわふわ感!
別立て生地(ビスキュイ・ド・サヴォワ)
C
バターの香り豊か!
パウンド生地(パウンドケーキ)
D
最高に簡単!
ヨーグルト生地(ガトー・ヤウー)
《2/2》
はさんだり、焼いたり。
スポンジ生地のさまざまなアレンジ
ヴィクトリア・サンドイッチ・ケーキ
あんバターサンド
オムレット
フルーツサンド
ラズベリージャム入りビスキュイ・ド・サヴォワ
ロールケーキ ...etc.
■加藤里名さんプロフィール
菓子研究家。大学卒業後、会社員として働きながら「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でフランス菓子を学び、退職後に渡仏。パリの「LE CORDON BLEU」の菓子上級コースを修め、その後は人気パティスリー、「LAURENT DUCH?NE」にスタージュとして勤務。帰国後は2015年より東京・神楽坂にて「洋菓子教室 Sucreries」を主宰。伝統的なフランス菓子のみならず、最新のトレンドを踏まえた洋菓子を、教室、SNS、書籍などで広く発信している。著書に『あれもこれも作れる! パウンド型のいちばんおいしいお菓子たち』『ナンバーケーキ』(ともに主婦と生活社)、『はじめてのクッキー缶』(家の光協会)、『レモンのお菓子づくり』(誠文堂新光社)など。
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