狭い部屋にクリスマスツリーをセンス良く飾る、プロの「セオリー」とは？

暮らし

2021/12/18

小さなスペースではじめる飾る暮らしの作り方プロが教えるセオリー＆アイデア

クリスマスツリーの飾りつけ。楽しいけれど、オーナメント選びや飾り方は意外と難しい。いや、それ以前に置く場所の確保が悩ましい。狭い部屋がいっそう狭くなって、ごちゃごちゃして見えることも。センス良く飾るために参考になるのが、こちらの一冊。

2021年12月13日『小さなスペースではじめる飾る暮らしの作り方』（翔泳社）が発売された。ディスプレイデザイナーのみつまともこさんが、「ちょっとしたスペース」でできるディスプレイの基本を21のセオリーにまとめている。

1つ目のセオリーは、「飾るためのスペースは小さくていい」ということだ。

「ディスプレイをする」となると、棚を買わなくちゃ、場所を空けなくちゃ、とがんばらなくてはならないイメージがあるが、「今の住まいの『どこか一角』で大丈夫です」とみつまさんは言う。

専用のスペースやモノは必要ない。キッチンの窓前や、お客様用のイスなど、「見落としている小さな場所」を探し出すことが大切だ。

「どんなに小さなスペースだって、今日から飾ると決めれば、そこがステージ。飾る楽しみは十分に味わえ、自分の気持ちも部屋の印象も次第に変わってきます。」

ミニマムなディスプレイでクリスマスムード満点

クリスマスツリーは、部屋の片隅に。オーナメントの代わりに、お気に入りのタグやショップカードを飾っても楽しい。ワイングラスを逆さまに置いてキャンドルホルダーの代わりにするとおしゃれだ。小さなツリーでも、赤や金などの色を選ぶと、クリスマスムード満点なお部屋に。

小さなツリーを置く場所さえない、という場合はテーブルをクリスマス仕様にアレンジ。ケーキスタンドにリースを置いて、真ん中にキャンドルを配置すれば、一気にクリスマス気分が盛り上がる。リースを棚の一角に立てかけて、洋書やベビーシューズの色味をおさえたシックなディスプレイも紹介。広い場所がなくても楽しめる。

本書では季節に合わせたディスプレイのほかにも、日常生活を楽しむ飾り方のコツとアイデアが満載。目次は以下の通りだ。

PART 01　飾り始める前に
「飾る暮らし」とは
季節を感じ、飾りを楽しむ習慣
お店のディスプレイはなぜするのか
ディスプレイの効果を暮らしに取り入れる
お店と暮らしとの違い
飾る暮らしがもたらすもの

PART 02　飾る暮らしのステップ1｜場所｜
THEORY 001　飾るためのスペースは小さくていい
THEORY 002　効果的な場所を選んで飾ると印象が変わる
THEORY 003　飾るスペースはどこにでも自分で作れる

PART 03　飾る暮らしのステップ2｜モノ｜
THEORY 004　自分や家族が好きなものしか飾らない
THEORY 005　飾りすぎず、飾る場を増やしすぎない
THEORY 006　収納場所からあふれるほどのモノを持たない
THEORY 007　まずは買わずに今あるもので代用する
THEORY 008　なにを飾るか。やっぱりモノが印象を決める

PART 04　飾る暮らしのステップ3｜飾り方｜
THEORY 009　基本は三角形。つまり高低差を意識する
THEORY 010　リズムよく、均等を意識して横に並べる
THEORY 011　なにかにのせ、飾るための舞台を確保する
THEORY 012　場所に合わせて3つのテクをミックスする
THEORY 013　自分が好きな鉄板パターンを作っておく
THEORY 014　1枚の布でディスプレイに魔法をかける
THEORY 015　好きなシーンを真似することが第一歩になる
THEORY 016　収納さえも飾っているように見せる
THEORY 017　おしゃれな収納グッズを飾りながら使う