コロナで海外旅行はしばらくおあずけだったが、海外と言わず宇宙へ旅行に行くのはどうだろう?
では、実際に宇宙旅行をするとなるとどのような旅程になるのだろう。11月17日に発売される『夢の宇宙旅行 完全ガイド』(宝島社)でシミュレーションしてみよう。
本誌は、宇宙開発取材の専門組織「宇宙作家クラブ」会員の村沢譲さん監修のもと、民間人宇宙旅行の全貌を解説していく。宇宙開拓の歴史や、各企業による旅程や費用の比較、前澤友作氏の宇宙旅行に向けた訓練の様子などを紹介。
現在、民間宇宙旅行分野で注目を集めているのが高度100km程度の宇宙空間で無重力体験を楽しむ「サブオービタル飛行」だ。数分間と短いが、眼下に地球を眺めるという、とんでもなく貴重な体験ができる。
費用は2000~3000万円と、数十億かかる「オービタル飛行」に比べれば安い。高級外車を買う余裕のある人なら、「モノ」より「コト」消費に費やすのも悪くないのでは。
サブオービタル飛行での宇宙旅行では、米国のヴァージン・ギャラクティック(VG)社とブルーオリジン(BO)社がトップを争う。本誌では、企業の成り立ちから宇宙船開発の経緯、それぞれの宇宙旅行プランや宇宙船などの徹底比較も掲載する。
VG社のパック費用は1人5000万円、宇宙空間で約4分間の無重力体験ができる。1機まるごと貸し切りも可能だ。恋人と二人きりで、宇宙空間へロマンチックな大富豪デートとしゃれこんでみてはいかがだろう。一方、BO社は1人2000~3000万円。完全自動操縦で、6人まで乗船できる。着陸はパラシュート。よりスリリングな体験をお望みの方はこちらがおススメかも。
民間宇宙旅行業界でトップを独走するのが、アメリカのスペースX社だ。国際宇宙ステーション(ISS)への正式輸送船に採用され、9月には初の民間人のみでの地球周回飛行を実現した。本誌では、同社が開発した地球周回飛行「インスピレーション4」の全貌や、今後、実現をめざす月周回旅行についても解説している。
さらに、世界の宇宙関連会社のさまざまな旅行プランも紹介。ツアーの日程や費用で比較検討できる。より本格的な宇宙旅行へ出かけたいなら、要チェックだ。
今年12月に日本の民間人として初めてISSで12日間ほど滞在する前澤友作さんは、現在ロシアで訓練中だ。本誌では、出発を控えた前澤さんに、訓練内容や月旅行にかける想いなどをインタビューした。
また、日本各地の宇宙関連情報に触れることのできる施設を紹介。体験型展示で宇宙旅行を疑似体験できる施設などもあるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
今年9月には民間の男女4人が宇宙船「クルードラゴン」に乗って地球を周回、10月にはロシアの民間人2人が「ソユーズ」に乗って宇宙ステーションを訪れ映画の撮影をするなど、まさに「宇宙旅行時代」の幕開けだ。来たるその日に備えて、最新の宇宙情報を仕入れておこう。
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