動かなきゃ、何も始まらない〜聴覚障がいのある息子を育てる母として、「SPEED」から政治家となった女性として〜
一世を風靡した女性ボーカル&ダンスグループのSPEEDとして活躍したのち、政治家へと転身し、現在は息子を育てながら参議院議員として活動する今井絵理子さん。
11月10日、今井さんの新著『動かなきゃ、何も始まらない〜聴覚障がいのある息子を育てる母として、「SPEED」から政治家となった女性として〜』(光文社)が発売される。
12歳で沖縄から上京して、すぐにSPEEDとして世間の注目を集めた今井さんは現在38歳になる。SPEEDの活動と解散、ソロ活動、結婚、出産を経験し、2016年に政治家となった今井さんの平坦ではなかった道のりを振り返ってまとめられた1冊だ。
巻頭口絵には政治活動や撮りおろし写真を、中面口絵にはSPEED時代の写真が収められている。
本書には、コロナ禍で多くの人が孤独を感じて苦悩するいま、「私と同じ女性や、私と同じお母さんに、少しでも笑顔に、元気になってほしい」(本書「はじめに」より)という、今井さんの強い思いが込められている。
目次は下記の通りである。
巻頭口絵:政治活動の写真、本書だけの撮り下ろしなど
第一章:政治家になった私
第二章:耳が聞こえない息子とともに
第三章:SPEEDが私の原点
中面口絵:SPEED時代の写真
第四章:政治家として目指すこと
※山東昭子参院議長「今井絵理子さんに贈る言葉」も収録
今井さんの息子は、聴覚障がいを持って生まれ、様々な困難にぶつかることもあった。
息子を育てるひとりのシングルマザーとして、働くひとりの女性として、どう向き合ってきたのだろう。「いつも笑顔で......」をモットーにパワフルに生きる母親のもとで育った息子の礼夢くんは、現在17歳。、夢だったプロレスラーとして活躍している。
本書では、これまでの経験や想い、そして「かけがいのない時間であり、いまの自分の原点」であるSPEED時代のエピソードを余すところなく綴った。さらに、政治家として掲げている目標や活動、「障害をかけて取り組む」と掲げている障がい者支援対策、福祉政策についても、真摯に分かりやすい言葉で伝えている。
常に前向きで、真摯に人生に向き合い続ける彼女の姿に、背中を押される人も多いだろう。
毎日にどこか孤独を感じたり、疲れを感じたりしたとき、本書を手に取ってみてはいかがだろうか。
■今井絵理子さんプロフィール
1983年9月22日沖縄県生まれ。1996年、SPEEDのメンバーとしてデビュー。2000年、SPEED 解散後、ソロとして活動を開始。2004年、長男を出産。2008年、息子の聴覚障がいを公表。NHK「みんなの手話」の司会を担当し、講演・執筆など幅広く活動。2016 年、第24 回参議院議員選挙に全国比例区より立候補して初当選。現在1 期目。2019 年、内閣府大臣政務官。2020年、参議院国会対策委員会副委員長、自民党女性局長代理。
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