コロナ克服の「切り札」と期待されるワクチン接種。副反応で発熱が2、3日続いたという人もいれば、大したことはなかったという人も。2021年9月6日号の「AERA(アエラ)」の巻頭特集では、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3種のワクチンについて、「効果」「副反応」「対デルタ株」のデータを掲載。それぞれの特徴を明らかにしている。
これまで感染しにくいとされてきた子どもにもデルタ株の感染が広がる中で、子どものワクチン接種を巡り、多くの保護者が疑問や不安を感じている。子どもの接種対象は「12歳以上」。中学受験を控えた小学校6年生がこの年齢にあたり、誕生日によって「打てる子」「打てない子」そして、あえて「打たない子」がいることになる。アエラ編集部では、厚労省の予防接種基本方針部会長代理に、基本的な考え方を聞き、「打てない子」と「打たない子」がとるべき対策についても取材している。
特集では、ワクチン接種により「不妊になる」「遺伝子が書き換えられる」など、ネットを中心に出回る「怪情報」の検証を行っている。よく聞く11の言説について、感染症の専門医に聞いた。専門医は、一つの情報を全面的に信じるのではなく、複数を見比べることを勧めている。
面白いのは、「コロナ陽性」の現場で繰り返される、謎の会話だ。「会食はしてません。お茶はしました」という人々にとって、「会食」とはどういう行為を指すのか。本来は、「何人かの人が寄り集まって、いっしょに飲食すること」であり、お茶も路上飲みも会食に入る。後ろめたさや、一緒にいた人に迷惑をかけたくないという気持ちはわかるが......。「会食」という言葉を巡る認識の違いをリポートする。
このほか、
・ママ友に心のディスタンス「コロナ警戒」「ワクチン価値観」に差
・治療費は国負担なのに「コロナ保険」が大ヒット
など、コロナ関連の情報が満載だ。
今号の表紙には、俳優の林遣都さんが登場している。林さんが出演する9月3日に幕を開ける舞台「友達」は、安部公房原作。「安部公房さんの本は難解」「読み手が試されている感覚になります」という言葉から、インタビューはスタートした。
映画も舞台もドラマも「全部好き」という林さんの話題は、やがて「宝物のような出会いでした」と語る大竹しのぶさんの話に。「しのぶさんの話をすると長くなっちゃうんですけど」といいながら、大竹さんへのリスペクトを語った。
コロナ禍では、一時は「思考停止」状態に陥ったという林さん。そこから抜け出すきっかけになったのは、1人3役を演じたドラマ「世界は3で出来ている」だったという。「またお芝居ができる」という喜びや、改めて実感したスタッフの力、彼らとのコミュニケーション――。30歳を迎えて生じた心境の変化や、自分自身の「負けず嫌い」とのつきあい方、今後の目標も含め、「林遣都」という俳優の人間性がにじみ出るインタビューは見逃せない。
今号ではほかに、苦手とされる豊島将之竜王を破って「王位」を防衛した藤井聡太二冠の詳報や、「夏休み明けが危ない!小中高生の『自殺SOS』を見逃さないで」、「石巻やさいたまに『ご当地PRG』誕生」、「ヘンリー王子&メーガンさん 英王室への批判と回帰」などの記事を掲載している。
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