シリーズ累計5万部を突破した和田明日香さんの「ほったらかしレシピ」。今までに『和田明日香のほったらかしレシピ』『和田明日香のほったらかしレシピ献立編』(いずれも辰巳出版)が発売されている。
人気の理由の一つは、自由な発想だ。
3児の母で、食育インストラクターとして活動をしている和田さんだが、実は、結婚するまでまったく料理ができなかったそう。多忙な毎日を過ごしながら、レシピの中で「当たり前」とされている工程を極力省略し、思いつくままにごはんとおかずを一緒に炊いてみたところ、意外にも美味しいことに気がついた。そうして生まれた「ほったらかしレシピ」は、時間をかけずに、おいしさにも妥協しないところがポイント。毎日の食事作りはたいへん、でも家族でおいしいものを食べたい、という人々から絶大な支持を得ている。
「ほったらかし」なのに、見た目が豪華で何よりおいしいことも、支持される理由だ。
「ほったらかし」の方法にも、さまざまなバリエーションがある。人気のチーズダッカルビは、鶏肉を漬け込み、キャベツと一緒にフライパンに入れてほったらかすだけ。ボリュームもありがながら、野菜もしっかり摂れる嬉しい献立だ。仕込みはたったの5分。鶏肉を漬け込んでおくことで味がしみて、とてもおいしい。
和田流「ロールキャベツ」は、炊飯器にキャベツと具材を入れて、スイッチオン。豪快で見た目にも映える「ロールキャベツ」の出来上がりだ。炊飯器にキャベツをまるごと入れるとは、大胆な発想だ。インパクトがあり、家族の食卓が盛り上がりそう。
ほかにも、パスタと具を一緒に鍋に入れたり、副菜の野菜を漬け込んだり、タレを作って朝に仕込んだり、様々な「ほったらかし」方法を紹介している。具材に味が染み込んでさらに美味しくなり、空いた時間で家事も仕事もできて、嬉しいことずくめだ。
「ほったらかしレシピ」シリーズでは、「10分15分で出来る主菜副菜」や「炊飯器の炊き上がりよりも早い献立」を紹介している。炊飯器のスイッチを入れてからおかずを作り始め、ごはんが炊き上がる前に完成するという、これまでありそうでなかったコンセプト。子育て中の主婦のたいへんさをよくわかっている和田さんならではのアイディアだ。
また、子どもの友達が急にきた時にふるまえる「ドライカレー」や、じゃがいもよりおいしいとSNSで話題の「長芋でのりしおポテト」など、子どもたちが喜ぶメニューも満載。「こういうシチュエーション、あるよね」というママたちのかゆいところに手が届き、無理をしないアレンジや工夫が、和田さんのレシピの特徴だ。
毎日、ごはんを作らなくちゃ、子どもの相手もしてあげなくちゃ、ていねいに暮らさなくちゃ......という心のハードルを下げてくれる「ほったらかしレシピ」。料理や暮らしが楽しくなるヒントがたくさん詰まっている。
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