6月11日発売の「プレジデント」(2021年7月2日号)の特集は「記憶は要領!一度覚えたら忘れない 一生モノの勉強法」。漫画「ドラゴン桜」の作者、三田紀房さんが社会人にも通じる勉強法を解説している。
三田さんが強調していることは「東大合格には特別な才能は不要であり、必要なのは正しい勉強法である」ということだ。三田さんが東大生と接して感じたのは、彼らの基礎学力がきわめてしっかりしていることだという。
基礎の勉強を毎日、コツコツと反復・継続することが東大生の生活習慣になっている。これは一般人にも参考になるという。そして、「勉強の習慣化」を実行するためには、実行可能な最低限の2つの小さな目標を用意するのがコツだとしている。毎日の小テストがお勧めだ。
もう一つ、思考能力を高めるために、英語の勉強では、「ユーチューブに動画をアップしたり、ツイッターでつぶやいたりするときに、あえて英語でやってみる」ことを紹介している。
67歳で公認会計士試験に合格した男性や51歳で司法試験に合格した女性らの体験談も参考になるだろう。この女性は司法試験のための予備校の講義をICレコーダーに録音し、通勤時間や睡眠時間にも流し続けたそうだ。
このほかに、年齢に関係なく稼げる地味な資格の一覧の記事も、シニアの参考になりそうだ。企業経営アドバイザー、社会保険労務士などの合格者が勉強法を伝授している。これらの資格を取っても即収入になる訳ではないが、学んだことが人生後半戦に役立ちそうだ。
著名企業の経営トップ24人が勧める「わが生涯最高の本一冊」の記事も面白い。ビジネス書よりも小説を挙げている人が意外と多い。司馬遼太郎の『項羽と劉邦』、『峠』のほか、宮本輝の『流転の海』、新田次郎の『孤高の人』、村上春樹の『ノルウェイの森』などが登場している。
ビジネス書では、M・E・ポーターの『競争の戦略』や渋沢栄一の『論語と算盤』などが挙がっている。サントリーHDの新浪剛史・代表取締役社長らが本との出会いを語っている。一流の人たちがどんな本に影響を受けたのか、読書も立派な勉強の一つだと納得するだろう。
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