4月9日発売の「プレジデント」(2021年4月30日号)は、記憶力で人生は好転する、として「忘れない勉強法」を特集している。
巻頭には、同誌が読者2000人を対象に行った記憶力に関する調査を基に、精神科医の樺沢紫苑さんが解説している。記憶力がいい人ほど仕事がデキて年収が高いという傾向がうかがえる。樺沢さんは「記憶力がいい人はアウトプットを大切にしている」とし、特に「書く」ことの重要性を指摘している。
SNSへの投稿や「To Do リスト」の書き出し、良質な情報インプットの手段としての読書を勧めている。また、発想力を高めるためには、美術、音楽、演劇といった芸術に触れることも有効だという。今回の調査結果でも、美術館での絵画鑑賞について、「とても好き」「割と好き」の回答の合計が、記憶力がいい人では54.6%だったが、記憶力が悪い人では32.7%しかいなかった。生の芸術に接する機会をできるだけ増やして脳を活性化することを勧めている。
目玉企画は、「70歳でも『医者・弁護士』になれる 最高齢合格者たちの『超簡単インプット術』」だ。62歳で公認会計士試験に合格した西本英明さんの「忘れる前提の勉強術」、外資系投資銀行で働きながら42歳で司法試験を突破した白水秀和さんの勉強法などを紹介。「いつ勉強を始めても遅くない!」と鼓舞している。
また、「地味だけど取得すれば『人生安泰の資格』」という記事も面白い。3度の失敗を経て社会保険労務士になった佐藤敦規さんが、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引士など、地味な資格の有用性を説くとともに、「資格コレクター」になってはいけない、と書いている。
巻末には、「見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル」も収録。目を動かすトレーニングを紹介している。
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