4月23日発売の「プレジデント」(2021年5月14日号)は、「年収300万父さんはなぜ、億万長者なのか」と題し、令和不況に負けない無敵のマネー術を特集している。
年収が低くても資産家と呼ばれる人がいる。彼らはどうやってお金を増やしてきたのか? 節約のコツは? たくさんの事例から、見えてきた黄金法則を伝授している。
まず巻頭では、年収300万夫婦がどうやって年収1000万級の生活を実現したのか、1067世帯の調査をもとに明かしている。そこで分かったのは、3分の1が「NISA」を利用、「株」の購入体験者は4割弱、使いたいのは「趣味・娯楽費」、人生でお金をかけてよかったのは「旅行」など、必ずしも節約一辺倒ではない、ライフスタイルだ。お金に対する意識としては、節約も大事だが、贅沢も大事ということ。
貯金10万からの「億万長者」入門という記事では、年収300万円の掃除アルバイトから資産5億円を築いた、個人投資家のwww9945さんが、「収入の多寡は関係ありません。少額でもいいので、まず投資をしてみることが肝心です。それが"億り人"になれるかなれないかの、最初の分かれ道です」と断言している。
また、成毛 眞さん(元マイクロソフト日本法人社長)は、「貯金よりも米国株に投資しなさい 」と寄稿している。なぜなら、株価も給料も日本だけ上がらないからだ。この30年で米国株は10倍、日本株は横ばい。「米国株インデックス投資しかないワケは一目瞭然」と書いている。
令和3年最新版の「役所からもらえるお金『相続・節税・補助金・減税』という特集では、▼支援金・補助金▼ローン減税▼領収書など項目ごとにポイントを解説している。
コロナ禍に関して目をひくコラムもいくつかあった。在宅勤務中に、ゴルフしかしなかった男は3カ月でスコア111から81に上達した。いかにして会社の眼をごまかしたのか、どこでどうやって練習したのか、なるほど! と思った。
逆に、去年はテレワークと新幹線通勤で優雅に仕事と生活をエンジョイしていた人の「地方移住はつらいよ」という話も身につまされた。今年になり業績が悪化し、営業職なので、出社する日が増えた。会社が支給していた新幹線通勤費は自腹になったため、片道3時間かけて在来線で東京まで通勤するハメになった。日々往復6時間の通勤。「住んでいる場所すら嫌になった」という。
「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」「週刊エコノミスト」など、正統派のビジネス誌にはない、人間くさい話が載っているのも「プレジデント」の面白さだろう。
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