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性被害から、あなたの子どもを守るためにも。漫画で学ぶ性教育

『かぞくのじかん』 夏号 vol.56

   暑くなってきて半袖の人も多くなってきた。肌の露出が増える夏の時期こそ、お子さんがいる家庭では、性犯罪や性被害から子どもを守る対策をしておきたい。今や、性教育は3歳から始める時代だという。しかし、家庭でどのように実施すれば良いのか迷う。

   2021年6月5日発売の『かぞくのじかん』 夏号 vol.56(婦人之友社)では、「子どもにどう伝えますか? 『性のこと』」という特集が組まれている。お子さんへの性教育に悩む人向けに漫画でわかりやすく説明されている。

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画像は『かぞくのじかん』 夏号 vol.56より(婦人之友社提供)

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画像は宋 美玄(そん・みひょん)さん(婦人之友社提供)

   「日本の性教育は世界的に見ても遅れていると言わざるを得ません。そもそも『生理や妊娠のしくみは教えても性交については教えない』というルールが文科省の学習指導要綱にあるんです」。そう語るのは本特集のマンガ内でアドバイザー役を務める産婦人科医の宋美玄(そんみひょん)さんだ。

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子どもと話そう。プライベートゾーンってどこ?(画像/婦人之友社提供)

   子どもにまず伝えたいのはプライベートゾーンのこと。「たとえ親であってもここを他者がさわるのは変」と子ども自身が早くから認識することが重要だ。不快なことがあったときに、幼いながらも「これはふつうのことではない」と考えられるようにしたい。

   性教育は日本では長らくタブーとされてきた。自然にわかるものとされてきた今の親世代が、わが子にどのように教育をすればよいのか悩むのは当然だ。

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性のことは、お風呂に入っているときや本を準備して伝えてもいい(画像/婦人之友社提供)

   宋さんによると、まずは、自分が性について学ぶつもりで本を読むのも良いとのこと。さらに、「正しい性の知識を教えなくては」と肩ひじ張るのではなく、「性の話は特別な話ではなくふつうのことなんだ」と子どもが思えるような雰囲気を作ることを大切にすることも勧めている。わが子への性教育の方法についてわからないのは恥ずかしいことではないので、気軽に取り組んでみるのが良さそうだ。

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親の対応次第で、子どもは親に相談できなくなることも(画像/婦人之友社提供)

   「そのときはわからなかったけれど、大きくなってからあれは性犯罪だったと気づいた」。幼いころに性被害を受けた人に話を聞くと、多くの人がそのように語る。早いうちにプライベートゾーンを伝え、嫌な時には「NO」と言える環境を大人が作っていくことが大切だという。子どもの話をよく聞いてあげると、「ピンチの時は親に相談しよう」と子どもが信頼してくれるようになる。

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『かぞくのじかん』読者が抱える「性」の悩みQ&A(画像/婦人之友社提供)

   さらに、本書では読者の抱える「性」の悩みQ&Aのコーナーもある。例えば、親が不安に感じることとして以下のような声がある。

Q. 子どもの性に関することで、心配なこと、困っていることは?
・携帯電話を使って、カップルで裸や下着姿を送りあうと聞いたことがある。ダメと言っても本当にしないか心配。(40代女性)
・娘がいるので漠然とした不安を抱えている。幼児が犯罪に巻き込まれたニュースなどを聞くと不安でならない(30代女性)
・離婚しているので(性のことを)息子にどう伝えるべきか悩んでいる(40代女性)

   同じ悩みを抱えている保護者の方も多いのではないだろうか。子育て中だからこその率直な悩みや不安が寄せられている。

   子どもへの性教育は気恥ずかしさもあり、家庭ではなかなか難しそうに感じてしまう。しかし、親子の日常のコミュニケーションの中で取り入れていくこともできるという。誰にとっても大切なことだからこそ、これを機にじっくり取り組んでみてはいかがだろうか。


※画像提供:婦人之友社

  • 書名 『かぞくのじかん』 夏号 vol.56
  • 出版社名婦人之友社
  • 出版年月日2021年6月 5日
  • 定価840円(税込)

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