毎日10分間の読み聞かせをするだけで、子どもの能力がみるみるうちに上がり、読んでいる大人まで自己肯定感が高まる――? そんな絵本に出会ったことはあるだろうか。
4万人の体験者が実感した、親子で自己肯定感の上がるメソッドを紹介する『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方』(パイ インターナショナル)が発売された。
著者の仲宗根敦子(なかそね・あつこ)さんは、親子の幸せな未来のため、絵本の読み聞かせ方を指導している一般財団法人「絵本未来創造機構」代表理事。
大手航空会社に勤務していた仲宗根さんは、長男が2歳、次男が0歳のときに、警察官だった夫を殉職で亡くした。子どもたちを育てるために落ち込んでいられないと自分を奮い立たせ、シングルマザーとしてフルタイムで働いていた。そのため、息子たちと接することができるのは、仕事の合間の短い時間のみ。
限られた時間で子どもたちとコミュニケーションをとる方法に悩み、ある時ふと絵本の読み聞かせをしようと思い立つ。すると、子どもたちの成長と自分自身の精神安定を感じられるようになったという。絵本の読み聞かせが子どもの変化と自身の精神安定のために、いかに役立つか、その内容を体系化し、はじめのうちは一人で講座をスタートさせた。すると小・中・高校・大学や公立図書館、企業での講演を依頼されるほどの人気ぶりとなり、今では台湾・シンガポール・イギリス等の海外でも絵本読み聞かせのプロフェッショナルとして活躍をしている。
本書では、そんな著者が厳選した、子どもの脳と心が育ち、自分自身の精神も安定する絵本の読み方、選び方を紹介。また、日本を代表する脳神経外科医の篠浦伸禎さん監修のもと、脳科学的な観点からも絵本の読み聞かせ効果について解説されている。
イラストは、『やさしく、つよく、おもしろく』(ほぼ日ブックス)『鬼の子』(小学館)などの作品が人気のマンガ家兼イラストレーターのながしまひろみさんが担当している。
目次は下記の通り。
第1章 脳を育てる絵本の読み方
第2章 絵本が育む心の力=EQ
第3章 絵本を読むだけで自己肯定感が上がる
第4章 読み聞かせに適した絵本の選び方
第5章 読み聞かせの困ったを解決!Q&A
また、巻末には下記の写真のように年齢別に分けた読み聞かせにオススメの絵本を120冊も紹介、お母さんへのオススメ絵本20冊リストもある。
本書の内容に関して、下記に一部を抜粋。
「文字を教えていない4歳の息子から、突然お手紙のプレゼント!」「恐竜図鑑の読み聞かせで、言葉の遅れが気にならなくなった!」など心がほっこりするエピソードも多数収録。
ぜひ、親子で絵本の読み聞かせを楽しもう。
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