今年度の健康診断の結果に、「ヤバイ」と感じている人は多いのではないだろうか。おうち時間が増えたことによる運動不足が祟って、数値が悪化したのかも。たとえ奇跡的に(?)よい数値を保っていたとしても、自分の体の状態をきちんと把握しておいたほうがよい。そのためには、検査結果を正しく読み取ることが大切だ。
『健康診断の数値がやばい!と感じたら最初に読む本』(主婦の友社)は、健康診断に関して「はてな」が浮かんだらぜひ読んで欲しい一冊である。イラストや漫画で紹介しているので、検査結果を見るのが楽しくなるかもしれない。
ここで、本書で解説されている用語の一部を紹介しよう。
●BMI:体格指数
●骨密度:骨の充実
●コレステロール:体内にある脂質
●AST(GOT)、ALT(GPT):幹細胞が壊れると血液中に流れ出す
●A/G比:タンパク代謝異常がわかり、病気の診断や重症度の判定に役立つ
●γ-GTP:飲酒で肝臓がやられると数値が高くなる
●アルカリフォスターゼ:肝臓や小腸、骨の病気がわかる
●アミラーゼ:膵炎に異常があるときに、高い数値になる
BMIや骨密度、コレステロールなどはおなじみだが、ASTやらA/G比、アルカリフォスターゼなど、何のことやら素人にはさっぱりわからない用語も、平易な言葉で簡潔に説明されている。以下は、血色素量、クレアチニン、血清ピリルビン、尿酸の解説ページだ。各項目にマンガやイラストがあり、わかりやすい。
また、年齢別・男女別に心身のトラブルを解説。著者の小橋医師からのアドバイスも掲載されている。以下の画像は、40代と60代の男女について、それぞれの健康リスクや日常生活のアドバイスが書かれたページだ。
さらに、ゲーム感覚で楽しめるように、自己チェックシートを記載している。以下の画像は、糖尿病のチェックシートだ。
ほかにも、下記のようなセルフチェックができる。現在の状態を自分自身で客観的に把握することが健康の第一歩になるだろう。ぜひ、これを機にチェックしてみてはいかがだろうか。
●血管年齢を計算してみましょう
●あなたの不健康度チェック
●高血圧チェック
●高脂血症チェック
●肝臓障害チェック
●あなたのストレス度チェック
●血液ドロドロチェック
●あなたの老化度チェック
●糖尿病チェック
●脳卒中チェック
●心臓病チェック
今年は健康体でも、来年もそうであるとは限らない。健康診断の結果が少しでも気になったら、本書を参考にしつつ、普段の生活習慣を見直そう。
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