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「AIの先生」。生徒一人一人に自分専用のカリキュラムを作るAI

フードテック革命

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2021年1月25日は、前週(1月18日)に引き続き「常識を再定義するニュービジネス」をテーマに放送。
 編集部からのおすすめの本は18日の放送でお伝えした『フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義』 (田中宏隆、岡田亜希子、瀬川明秀 著/外村 仁 監修/日経BP)(※オンエアは18日)。どんな内容なのかは、記事「日本は「ガラケー」の失敗を繰り返すのか?」を参照。


 番組では、テクノロジーとビジネス情報のメディアサイトCNET Japan編集長の藤井涼さんと、人工知能を使った教材を手掛けるatama plus株式会社代表取締役稲田大輔さんが「教育の常識の再定義」について熱いトークを繰り広げた。

現在の事業内容

藤井 CNETJapanでは、最新のテクノロジートレンドや、比較的アナログな産業がテクノロジーによってどう変わっていくかの視点で取材をしています。
 テクノロジーは難しいイメージがありますが、無理に横文字を使いすぎないなど、専門家だけでなく幅広い人たちに読んでもらえるメディアになるよう意識しています。
稲田 今は〝AIの先生〟を作っています。中高生を対象に、生徒一人一人の様々なデータを基に自分専用のカリキュラムを作るサービスです。
 全国の塾予備校2100教室以上で広がっており、atama plusで2週間学習した生徒の大学入試共通テストの点数が平均1.5倍に伸びたというデータもあります。
 もう一つ、先生向けのアプリでAIと人のベストミックスを作ろうとしています。従来の一方的に知識を詰め込むティーチングから、今後は生徒と一緒に伴走するコーチングの役割が必要になってくると考えています。そこをサポートするプロダクトです。

教育の常識の再定義

稲田 教育の常識を変えるものとしては、一つめは模擬試験のオンライン化です。受験後すぐに採点、復習することで、その後の学習に活かすものにしたいです。
 二つめは大学入試の常識を再定義する試みです。入学試験ではなく、今までの学習データから大学に進学できる世界を作りたいと考えています。教育そのものの在り方を再定義し、自分の人生を生きる人、つまり基礎学力と社会で生きる力の両方を習得した人材を育てていきたいです。
藤井 オンライン授業の強制的実施で教育のオンライン化が進んでおり、稲田さんのソリューションがより楽しみです。社会そのものを変革するテクノロジーに注目していますが、その代表であるatama plusの考えに共感しています。

 次回は、本日2月1日(月)19時から「いま、飲食店に出来ること。飲食店が出来ること」というテーマで放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!


 毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」




 
  • 書名 フードテック革命
  • サブタイトル世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義
  • 監修・編集・著者名田中宏隆 (著)、 岡田亜希子 (著)、 瀬川明秀 (著)、 外村仁(監修)
  • 出版社名日経BP
  • 出版年月日2020年7月29日
  • 定価本体1800円+税
  • 判型・ページ数 A5判・400ページ
  • ISBN9784296106714

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