伊坂幸太郎さんの小説『逆ソクラテス』(集英社)が、2021年本屋大賞にノミネートされた。同作は、全5編からなる短編集。伊坂さんのデビュー20周年記念作品で、累計発行部数は16万部(電子版を含む)を突破している。
表題作の「逆ソクラテス」は、凝り固まった価値観を持つ先生に子供たちが立ち向かう作品。カンニングをきっかけに始まった作戦が、クラスメイトを巻き込み、思いもよらない結末を迎える。
伊坂幸太郎さんは1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞した。
2021年本屋大賞受賞作品は4月14日に発表される予定。
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