11月27日発売の「プレジデント」(2020年12月18日号)が、「毎日が楽しい『孤独』入門」と題した特集を組んでいる。表紙に登場した市川海老蔵さんは、インタビューで「孤独ではなく、孤高であれ」と父の12代目市川團十郎さんから教えられたと語っている。
コロナ禍で苦しむエンターテインメント業界。海老蔵さんは、9月から熊本県・八千代座を皮切りに全国12会場27公演を行う「古典への誘い」の巡業を開始した。
自身は映画やテレビ、CMにも出演し、生活に関する悩みはなかった。しかし、3月以降、歌舞伎にかかわるスタッフだけでなく俳優たちもまた収入がなくなってしまった。ウーバーイーツで生計を立てていた俳優もいたという。
コロナの感染対策を万全にして臨んだ公演。10月29日、神奈川県小田原市で無事に千秋楽を迎えた。日本の劇場文化、歌舞伎という伝統芸能を決して絶やさないという決意と使命感が、行動に駆り立てたのだった。
「歌舞伎のために、波風を立てるのが自分の使命だと思います」と海老蔵さんは語る。
特集では、カレーハウスCoCo壱番屋創業者の宗次徳二さんが「本当の友だちなんて僕にはいなかった」と題して寄稿。「友達ゼロ、飲み会ゼロ 経営者はそれでいい」と書いている。独断専行の経営だったが、会社がどんどん大きくなり、給料や待遇面で働く人に報いることができたので、孤独を感じる暇がなかったという。
500人「孤独調査」アンケートでは、コロナ以降、4割の人が孤独感の増加を感じていた。また年齢を重ねるほど、孤独感は減っていく傾向にあった。
年収別では、年収が高いほど孤独を感じる人が増えていた。高給取りほど、家庭に不満を持ち込み、より孤独を感じているようだ。
孤独時間の過ごし方では、年収が下がるにつれてYouTubeを視聴する人と睡眠を取る人の割合が増え、高年収層が独りの時間を勉強や読書など「学び」に費やしているのと対照的な結果が出た。
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