常にマスクで顔の下半分が隠れていると、外したときにたるみやシワがいつも以上に気になる。おまけに、顔がぽっちゃりしたと感じているのは、記者だけではないはずだ。
「小顔への近道!」のキャッチコピーにひかれて手に取ったのは、美容整体師の山本知子さんの著書『1分間 寝ながら小顔』(青春出版社)。山本さん自身、ケアを続けることでコンプレックスだった丸顔の克服に成功し、小顔をキープしているそうだ。
冒頭で、鏡を見ながら顔を力ずくで押してマッサージやエクササイズをするのは良くないとあり驚いた。顔だけでなく、からだ全体のゆがみをなくし、顔の筋肉をリラックスさせた状態で行うことが大切なのだとか。そのために"寝ながら"をすすめている。
本書で紹介されている「即小顔」を実践する3つのステップは以下の通り。
ステップ1 ゆがみタイプをチェック
ステップ2 全身を整える
ステップ3 顔のゆがみを整える
ゆがみにもいくつか種類がある。顔の向きやすさに左右差があったり、耳の見え方が違っていたりすると「ねじれタイプ」。目の大きさが左右で違う、顔を傾けていることが多いと「高さのズレタイプ」。エラが張っている、食いしばりや歯ぎしりをしていると「前方へのズレタイプ」などと、それぞれにエクササイズのアプローチが異なる。
力加減も重要で「手の重みを感じる程度」が目安。つい「痛い=効いている」と思ってしまいがちだが、それは間違いで、じんわり気持ちいいくらいの圧を心がけると良い。
著者の山本さん曰く、エクササイズはムリせず、続けることが大切。日頃から、姿勢を良くしてゆがみのないからだをキープし、顔がむくまないよう塩分を控えるなど小顔のための生活習慣を身につけられると、自然と代謝が良くなり美肌も手に入れられる。
寝る前にベッドに寝転んで挑戦してみると、顔だけでなくからだ全体の筋肉がほぐれていくようで、終わった後はすっきりと気持ちが良かった。そのおかげか、いつもよりスムーズに寝つけたと思う。
本書には、実践した人々が喜びの声をビフォー、アフターの写真つきで寄せていて、モチベーションアップにつながる。お風呂あがりや寝る前のほんの数分、三日坊主になりがちな記者でも、これなら続けられそうだ。
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