本を知る。本で知る。

ステンドグラスのように美しい切り絵、没頭できて気分スッキリ

 コロナに猛暑で自由に外へ遊びに行けない夏。家での時間を持て余していないだろうか。夏休み中の記者もその一人だった。家でゆっくり読書や映画三昧と思っていたが、3日目あたりからちょっと別なことがしたくなる。

 そんなとき目に留まったのが講談社から発売されている『ステンドグラス切り絵』だ。

20200814_150530_800.JPG
画像は、『そのまま切って贈れる ステンドグラス切り絵 美しいグリーティングカード33』(講談社)撮影:BOOKウォッチ編集部、以下同

 本書には33枚の切り絵グリーティングカードがついている。ページを切り取って絵柄を自分で切り抜き、二つ折りにすることで透かし絵のようなカードが完成する。

 絵柄は世界中にファンを持つ人気の切り絵作家、大橋忍さんによる作品。どれも繊細で彩り豊か。ファンタジックな世界観もステンドグラス風の切り絵にぴったりだ。

20200814_153854_800.JPG
100円均一ショップで購入したデザインナイフやカッティングマットで記者がやってみた

 選んだのは、夏らしいモチーフの「空飛ぶクジラ」と「トケイソウの花」。必要な道具は、デザインナイフやカッティングマット、カッター、定規など。記者は100円均一ショップで購入した。

20200814_154347_800.JPG
大きなパーツはこまめに切り取りながら進める

 ただ、切るだけかと思いきや、繊細な作品を切り抜くには少しばかりのテクニックも必要。細かな場所は紙を動かしながら切る、大きなパーツは少しずつ切り取りながら進めるなど、カードの作り方や切るコツが写真付きでていねいに解説されている。

20200818_121459_800.JPG
出来あがりは、まるでステンドグラスのような美しさ

 決して器用とは言えない記者でも、休憩をしながら40分程度で1枚完成。

20200818_121717_800.JPG
立体感があって美しい

 細かい部分もあるため作業中は余計なことは考えず、没頭できた。完成するとかなりの達成感が得られ、良い気分転換にもなる。今年の夏、会いに行けなかった実家の両親や友だちに送りたくなった。

20200818_121847_800.JPG
封筒に入れればプレゼントとしても使える

 本書には付録にARマーカーが2つ収録されている。スマートフォンのカメラで読み取ると、動く切り絵メッセージが表示される仕組みだ。切り絵カードの新しい楽しみ方として、ちょっとした話題づくりにもなりそうだ。

S7905282_800.JPG
ARマーカーをスマホで読み取ると出てくるメッセージ

 ちょっと時間ができたときにぴったりの手軽な工作。おうち時間を豊かにしてくれる。


実用書の一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?