コロナに猛暑で自由に外へ遊びに行けない夏。家での時間を持て余していないだろうか。夏休み中の記者もその一人だった。家でゆっくり読書や映画三昧と思っていたが、3日目あたりからちょっと別なことがしたくなる。
そんなとき目に留まったのが講談社から発売されている『ステンドグラス切り絵』だ。
本書には33枚の切り絵グリーティングカードがついている。ページを切り取って絵柄を自分で切り抜き、二つ折りにすることで透かし絵のようなカードが完成する。
絵柄は世界中にファンを持つ人気の切り絵作家、大橋忍さんによる作品。どれも繊細で彩り豊か。ファンタジックな世界観もステンドグラス風の切り絵にぴったりだ。
選んだのは、夏らしいモチーフの「空飛ぶクジラ」と「トケイソウの花」。必要な道具は、デザインナイフやカッティングマット、カッター、定規など。記者は100円均一ショップで購入した。
ただ、切るだけかと思いきや、繊細な作品を切り抜くには少しばかりのテクニックも必要。細かな場所は紙を動かしながら切る、大きなパーツは少しずつ切り取りながら進めるなど、カードの作り方や切るコツが写真付きでていねいに解説されている。
決して器用とは言えない記者でも、休憩をしながら40分程度で1枚完成。
細かい部分もあるため作業中は余計なことは考えず、没頭できた。完成するとかなりの達成感が得られ、良い気分転換にもなる。今年の夏、会いに行けなかった実家の両親や友だちに送りたくなった。
本書には付録にARマーカーが2つ収録されている。スマートフォンのカメラで読み取ると、動く切り絵メッセージが表示される仕組みだ。切り絵カードの新しい楽しみ方として、ちょっとした話題づくりにもなりそうだ。
ちょっと時間ができたときにぴったりの手軽な工作。おうち時間を豊かにしてくれる。
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