さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送)では、番組のエンディング付近でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」前回2020年8月1日は「新しい産業を生み出すには」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は『ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか』(日経BP 発行、日経BPマーケティング 発売)をピックアップ。どんな内容なのかは「職人さん御用達のワークマンに女性客が増えたワケ」を参照。
番組では、Panasonic Game Changer Catapult代表 深田昌則さんと、レノボジャパン代表取締役社長・NECパーソナルコンピュータ代表取締役社長などを務めたSUNDRED株式会社代表取締役パートナー留目真伸さんをお招きし、「今求められること」、「新しい産業の生み出し方」について話を聞いた。
入山 今求められているマインドセットは何でしょう?
深田 我々が意識しているのは4つのポイントです。
1つめは、会社の視点だけでなく、自分の視点、社会全体の視点の3つを同時に持つことです。自分の人生にとってどういった意味があるのか、社会に対してどのように意味があるのかを考えるべきです。
2つめは、ネガティブをポジティブに。この時代で大変だ、と嘆くのではなくビジネスチャンスが増えたと捉えるべきです。
3つめは、アイデア+行動。アイデアを複数出して行動を多くすることが大切です。
4つめは、意味のイノベーション。新しい事業は社会に対してどのような意味があるのかを説明できるかどうかです。効率や利益ではなく、社会に対する意味の方が大切なんです。
留目 どんな組織に属していようと新しい目的や世の中の課題に敏感に反応して、活動に参加したい方々が多くなってきております。そのような方々は自分は変わっているといった言い方をするが、そういう方々をインタープレナーと名付けて集めて、「目的に対して、どのようなエコシステムで解決していけるか」を対話していくことをやっています。
大企業を変えるのはとても大変で1人の社員や社長でも既存のオペレーションを変更するのは難しいんです。新しいものの見方が出てきたときに外で対話しながら新しいエコシステムを考えて設計図を出せれば、具体的な提案ができるので会社も動きやすくなるのでは無いかと思うんです。まずはインタープレナーをやって様々な対話を繰り返し、会社を巻き込んでいくことで良いオペレーションが出来ていくようなイメージです。
何よりも新産業で大事なのが共感で、大目的というもの「水産資源を守りましょう」等がありますが、これだけでは動けないんですよね。自然保護するのか、何をすれば良いのか分からない。しかし、駆動目標というものに落とし込んでいくと、やることが決まって、やり方がわかれば、共感を得られるんです。
新しい産業は小さいものでは出来ないので、それを繰り返し色々なプレイヤーを巻き込み大きくしていくことで生み出していくイメージです。
次回は、本日、8月1日(土)18時から「ポストコロナ時代の価値観とは」というテーマで放送。
番組のエンディング付近でBOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介しますので、詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを!後からラジコでも聞けます!
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