話題の漫画『タコピーの原罪』(作者:タイザン5)が、本日3月25日、最終回を迎えた。
『タコピーの原罪』は、コミックアプリ「少年ジャンプ+」にて連載されていたタイザン5さんによる漫画。昨年12月10日から連載を開始し、スタートから約3カ月半で完結した。
昨年大みそかに更新された第4話「タコピーの救済」での、読者の予想を裏切る展開がネットで話題となって以来、広範な人気を獲得。「少年ジャンプ+」連載作品として史上最高の閲覧数を記録し、最新話が更新される金曜には『タコピー』関連の単語が必ず上位トレンド入りするなど、注目を集めた。
物語は、ハッピーを広めるために地球にやってきたハッピー星人・タコピーが、家でも学校でも悲惨な目に遭い、自殺寸前にまで追い込まれている小学4年生のしずかと出会ったところからはじまる。暴力や悪意の存在しない世界で育ち、善意100%で生きているタコピーと、人間の持つ悪意と無関心に晒され続け、人生に希望を見出せなくなっているしずか。対照的な二人の価値観は、ある事件をきっかけに変化していく。タコピーは自分の正しさを信じられなくなり、しずかは他人を道具扱いするようになって、ともに罪を重ねていく。どんどん悪化する状況の中で、タコピーは、しずかを本当の意味で救うため、最後の手段に出る――。
真っ当な生き方と、非道徳的な生き方とが対等に描かれた問題作。単行本の下巻は4月4日に発売予定だ。
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