2月22日発売の「小説新潮」3月号(新潮社)では、本誌史上初の「お金」を大特集。小説以外にも、『凪のお暇』でおなじみの漫画家・コナリミサトさんの初登場も気になる。
コナリミサトさんのマンガは、なんと500円玉が主人公。流転の半生が描かれる。『凪のお暇』では主人公・凪の節約術がたくさん描かれているが、今回はどのような話になるのだろうか。
小説では、柚木麻子さんが独立系マダム向け洋品店の謎に迫り、久坂部羊さんはベテラン小説家の妄執を鮮やかに活写する。
柿村将彦さんはお金の神様・弁天に振り回される大学生の姿を描く。そして、花房観音さんが造り上げたダメ男の借金を身体で返す女の姿は大迫力だ。
対談も必見だ。『三千円の使いかた』が大ヒット中の原田ひ香さんと、自身が感銘を受けた『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』の著者で投資家の井上はじめさんが、「投資って、何するの?」をテーマに語り合う。お金に振り回されないためのお金の貯め方や使い方について意見を交わす。
他にも、東京・日本橋の小網神社や、鎌倉の銭洗弁財天などお金にまつわる神社をめぐる「お金の神様参拝記」も掲載。実際に参拝した記者が、神社で清めたお金で宝くじを購入する。結果は...?
昨年の本屋大賞を受賞した町田そのこさん、吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃さんの短編も大注目だ。ファンの方はこちらもチェックしてみてほしい。
文芸誌としては斬新なテーマで興味をそそる。果たして、1冊の中にどのような姿で「お金」が描かれているのだろうか。節約術や投資本は苦手な人も、物語なら読みやすいかも? 挑戦的な特集を要チェックだ。
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