本を知る。本で知る。

ほめられて「そんなことないです」は大損! 結局「素直な人」が最強な7つの理由。

私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。

 ミスをしたときに言い訳ばかりして謝らない、不機嫌オーラ全開の「察してちゃん」、ほめられても「そんなことないです」と全力で否定......。あなたの周りにも、そんな「素直じゃない人」がいるのではないだろうか。もしかしたら、あなた自身にも思い当たることがあるかもしれない。

 自分の感情を素直に表現できない、相手の好意を素直に受け取れない人は、大人になると「シャイなのね」では済まされない。ひねくれ者、マイナス思考、上から目線というイメージを持たれてしまい、損をすることも多い。

 本書、『私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。』(主婦の友社)は、そんな、素直になれない人のための必読書だ。

book_20220223130307.jpg

素直じゃないと幸運なサイクルにブロックがかかる

 著者の有川真由美さんは「素直な人最強説」を唱える。

 才能や環境に恵まれた人、要領がよくて愛想のいい人が、ずっと成長し続け、愛され続けるわけではない。また、強い信念や努力だけで夢や目標が叶うわけでもない。何をするにも最強なのは、「素直な人」だという。

 ポジティブな気持ちや願望を素直に表現できれば、周囲に理解してもらいやすくなり、まわりから好意やサポートを得られる。すると、プライベートでも仕事でもどんどんチャンスが巡ってくるのだ。たしかに、「ここまで言っちゃうの!」というくらいポジティブな願望を口にする人には、こちらも警戒心なく接しやすく感じられる場面もある。

 逆に、素直じゃないと、幸運なサイクルにブロックがかかる。

「素直さが欠如していると自分の大切な思いや洗練されたアイデア、助けてくれる人々、またとないチャンスなど、ありとあらゆるものをブロックしてしまうのです。」

大人の素直さは性格ではなく心のスキル

 有川さんは、「大人の素直さは、もともとの性格によるものではなく、心のスキルです」という。本書では、自分の欠点を人に知られたくないとき、好きな相手にそっけなくしてしまうときなど、大人女子がつい意固地になりがちな仕事、恋愛などの88のシーンで、自分を縛る「恐れ」をときほぐし、素直さを取り戻すための考え方を説明している。

 さらに、各項目では「魔法の素直フレーズ」を紹介。例えば、謝るのがくやしい時には「ここで謝っても、私は何も失わない。むしろ得しかない」と考える、自慢したいときには「すごく嬉しいことがあったので、話していいですか?」と伝えてみる...という風に。

 頭ではわかっていても実際に「素直になる」のはなかなか難しいもの。魔法のフレーズを思い出せれば、心が揺れ動く場面でも少し冷静になれそうだ。

素直さと従順さは違う

 「素直だと他人につけこまれやすいのでは?」と思われがちだが、従順であることと素直であることは違う、と有川さん。素直であるためには、知性も必要だと指摘する。有川さんの考える素直な大人とは...

「より高度な次元で、子どものような無邪気さと、大人の賢さをもって、必要なものを取捨選択し、人生を切り開いていける人なのです。」

 有川さんはほかに、「大人の素直な人が得られること」として、次の7つの事柄を挙げている。

・相手の気持ちをいちばん大事にして、自分を幸せにできる
・自分に合った環境、人間関係、やりがいのある仕事や活動を見つけられる
・好きなものは「好き」、嫌なものは「嫌」と表明できるので、理解されやすい
・素直に人の話を聞くので成長しやすい。冷静に問題解決ができる
・素直に行動するので経験値が高く、アイデアやチャンスが生まれやすい
・心が健康で生き生きしているので、美しく魅力的に見える
・自分、人、世界への愛があふれ、多くの愛を受け取りながら生きていける

 なるべくなら多くの人から愛される人になりたい。遠慮や謙遜も大事だが、まずは自分の素直な気持ちを発信することから始めてみては。

■有川真由美(ありかわ・まゆみ)さんプロフィール
鹿児島県姶良市出身、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。 化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。韓国、中国、台湾でも翻訳される。旅をするように国内外で転々と住らし、旅エッセイも手掛ける。著書に『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『一緒にいると楽しい人、疲れる人』『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(PHP研究所)、『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』(毎日新聞出版)、『「気にしない」女(ひと)はすべてうまくいく』(秀和システム)など多数。2014・2015年内閣官房 すべての女性が輝く社会づくり推進室「 暮しの質」 向上検討会委員。日本ペンクラブ会員。

※画像提供:主婦の友社


  • 書名 私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。
  • 監修・編集・著者名有川真由美 著
  • 出版社名主婦の友社
  • 出版年月日2022年2月18日
  • 定価1,485円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、216ページ
  • ISBN9784074507504

オンライン書店で詳しく見る(購入もできます)

実用書の一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!

おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

出版社の皆様!

御社の書籍も、
BOOKウォッチに
掲載してみませんか?