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コロナによる「隠れ酸欠」を防げ! 夏マスクで疲れた体を守るには

 梅雨特有の蒸し暑さやじめじめした空気の中、マスクを着けたまま活動するのはかなり不快だ。しかし人混みの中、マスクを外すのも気が引ける......と悩みつつ、我慢している人は多いだろう。

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画像は、『"隠れ酸欠"から体を守る 横隔膜ほぐし』(青春出版社)

『"隠れ酸欠"から体を守る 横隔膜ほぐし』(青春出版社)が、2020年7月14日に発売された。今、長時間のマスク着用による酸素不足、さらに長期間にわたるコロナ禍での精神的ストレスで、多くの人が気づかないうちに「隠れ酸欠」状態だという。恐ろしいことに、隠れ酸欠による酸素不足は、免疫力低下にもつながる。その結果、あらゆる体の不調やウイルス感染を招く恐れがあるとのこと。

 本書によると、この「隠れ酸欠」を予防・改善するためのカギを握るのが、肺の下にあり、呼吸を助ける筋肉である「横隔膜」だ。ここが硬くなると、肺が十分に動けず、呼吸が浅くなってしまう。一方、横隔膜が柔らかくなれば、酸素の摂取量がなんと40パーセントも増加することが調査で明らかになっている。

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画像は、『"隠れ酸欠"から体を守る 横隔膜ほぐし』(青春出版社)より。手順はシンプルで誰でも始めやすい

 「横隔膜ほぐし」というエクササイズを続ければ、横隔膜が柔らかくなり、深い呼吸を習慣づけることができるという。手順は、簡単な2ステップだ。

(1) みぞおちに手を当て、3秒間で鼻からたっぷり息を吸いこみ、お腹を膨らませる。
(2) 手を当てた部分をグッと押しながら体を前に倒す。そのときに、10秒間口から息を吐いて、お腹をへこませる。

 これを1日3セットくり返すだけ。慣れてきたら、本書で解説されている応用編や+αの体操もセットで行えばより効果的だ。

 著者の京谷達矢(きょうたにたつや)さんは、アメリカのカイロプラティックで広く使われるアプライド・キネシオロジー(応用運動機能治療学)などの技術をもとに試行錯誤を重ね、「楽健術」という独自の治療法を開発した治療家だ。この20年間で、のべ6万人もの患者の施術にあたっている。

 これから夏本番を迎え、長時間のマスク着用による体調不良がいっそう心配になってくる。息苦しさを感じている人は、本書の「横隔膜ほぐし」を習慣にするのはどうだろう。


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