「女性の自立を応援したい」と言うのは、グラビアタレントで「株タレント」の異名を持つ杉原杏璃さんだ。
「株タレント」と呼ばれる理由は、23歳のときから株式投資を始めて14年間、投資家人生を歩んできたから。株を始めて10年間でトータル1億円を稼ぎ、そのお金で補正下着ブランドを立ち上げた。年商は億を超え、実業家としても成功している。
杉原さんは、株式投資の経験やノウハウをつづった『株は夢をかなえる道具 女子のための株式投資入門』(祥伝社)を2019年に出版している。このたび、その続編ともいえる資産運用の本『不動産投資は自分らしく生きる道具 女子のための資産運用入門』(祥伝社)を上梓した。
不動産投資の仕組みやポイントなどをわかりやすく解説するほか、杉原さんが不動産投資を始めたきっかけや、これまでの成功・失敗談、最近の投資事情なども紹介されている。
杉原さんに、この本に込めた思いを聞いた。
「前作に続き、女性の自立を応援したいという思いで書いていて、今回は「備えよ 常に!」がテーマなんです。投資を始めてみたいけどどうすればいいの? という方に、不況に強いと言われている不動産投資について、私の実体験を織り交ぜて投資初心者の方にもわかりやすい入門本になっています。
この先、何が起こるかわからない世の中で、不動産投資で揺るがない心の安定と収入を確保できます。自分の夢への道を広げたい方はもちろんですけど、未来に漠然とした不安を感じている方にも、是非手に取って、不動産投資を始める第一歩にしてもらえればと思っています」
20代で株式投資を始めた時は、それまで意識していなかった社会経済への関心も深まり世界が広がったそうだ。不動産投資を始めて2年弱という彼女は、今回どんな「気づき」を得たのだろう。
「投資といっても、不動産や株、仮想通貨、FXなどそれぞれ特性があるので、リスクヘッジを考えるためにも、投資の中での分散投資も意味があるものなんだという事がわかりました。
不動産投資は、地価の乱高下もそれほどないので、10年、20年後も持っていられる、実は不況に強い投資で、長い期間安定的に人生を支えてくれるということがわかりました。
そして金額の大きな買い物なので、返済への不安もあると思うのですが、加入する保険によっては生命保険のかわりにもなります」
「いろいろと気づく中で、私にとって最も大きな「気づき」は、不動産投資においての"ローン"は"資産"という考え方もあるということです。以前から何を買うにも利息分が無駄という考えもあり、ローンを組んで何かを買うことをしてきませんでした。自分の中ではローン=借金という考え方しかなかったのが変わり、ものの見方の幅が広がりましたね」
著書、『不動産投資は自分らしく生きる道具 女子のための資産運用入門』の中で、杉原さんは「投資に年齢は関係ありません」としている。貯金がないとか、もう年齢的に遅いからとあきらめる前に、資産を見直したり不動産会社へ足を運んでみたりして、アクションを起こすことをすすめている。
そこまで読者の背中を押すのは、杉原さん自身が将来を不安に思い、せっせと投資の種まきをして、夢を実現してきたからだろう。本書には、投資物件を決めた際の杉原さんの考えや、女性ならではの視点で見極める不動産投資のコツなどがていねいに書かれていて、いざ自分が始めるときを想像できるような構成だ。
「みなさんがそれぞれ持っている夢を叶えるために、投資でお金を増やして貯める事がゴールではなく、将来の基盤づくりや、やりたかった事への道を広げる術として投資を活用して欲しいですね。お金はこの先の人生のパートナーになってくれます。その為には、まずは一歩を踏み出すことだと思うんです! 先に進めば必ず違う景色が見えてくるはずなので、そのきっかけになれればと思っています」
将来を不安視しているなら、今こそ、投資をスタートさせるときなのかもしれない。その時は杉原さんのノウハウや体験談を参考にしたい。
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