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「プレジデント」がファクトフルネスを特集

 ビジネス誌「プレジデント」の2020年5月29日号は、事実に基づいた物事の見方を説いたファクトフルネス関連の大特集を組んでいる。

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写真は「プレジデント」の2020年5月29日号

 ベストセラー『ファクトフルネス』(日経BP社)の著者ハンス・ロスリングは2017年に亡くなったが、共著者の一人、A・ロスリング・ロンランドさんにインタビューしている。コロナ禍にかんして、専門家の言葉に耳を傾けるべきだとし、「カリスマ的ではあるけれど専門知識のない誰かが言うことより、大事にすべきです」と語っている。

 また、今回のパンデミックは、さまざまな思い込みを誘う脳の「本能」を、私たち自身がきちんとコントロールできるかどうかを強く問うものになるでしょう、とも。

 我々が勘違いをする10の本能とは、こんな本能だ。犯人捜し本能、過大視本能、恐怖本能、単純化本能、ネガティブ本能、直線本能、焦り本能、分断本能、パターン化本能、宿命本能。特集では、それぞれの本能をコロナ関連の実際のニュースに絡めて解説している。

 さらに、ジャーナリスト・池上彰さんと作家・佐藤優さんの対談「ニュース・データの見方、使い方、落とし穴」、橋下徹さんの情報への接し方、フェイクニュースを量産し大儲けしている東ヨーロッパ・マケドニアの村のルポなど、読みごたえがある。

 また、前号から始まった菅義偉・官房長官による「戦略的人生相談」には、40代のニートからの相談。元ニートが活躍するIT企業があることを紹介し、「決断できるのはあなただけです」と回答している。

 この時期に菅官房長官の連載が始まったことについて、政界ではさまざまな憶測を生んでいる。充実した特集を含め、同誌から目が離せない。

 BOOKウォッチでは、関連で『安倍政治 100のファクトチェック』(集英社新書)、フェイクニュース』(角川新書)などを紹介している。

  

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