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40代から「作戦」開始!ヨガベースの「ひざ裏のばし」で寝たきり予防

 40代で、将来寝たきりになる自分の姿をリアルに想像できる人はそういないだろう。しかし、他人事ではない。普段からPCの前で座りっぱなしの生活を送っているのに、コロナで在宅ワークになり、ますます運動不足になった。今から対策をしておかないと、将来マジでヤバイことになりかねない。

 自宅でできる寝たきり予防に役立つのが、山口・宇部で開業している医師、川村明氏の新著、『5秒ひざ裏のばして 最期の3日前までトイレに行こう』(主婦の友社)だ。

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画像は、『5秒ひざ裏のばして 最期の3日前までトイレに行こう』(主婦の友社)

 川村氏が考案した「ひざ裏のばし」は、ヨガをベースに、高齢者でも簡単に、安全にできるストレッチだ。著書はシリーズ累計63万部に達し、多くの方が「ひざ裏のばし」で足腰、肩首の痛みから解放され、改善に向かっているという。

 今回は、誰にでも読みやすくわかりやすい語り口で、寝たきりの原因と対策や、今すぐできるストレッチ法、暮らしのヒントなどを紹介している。

 以下4点の画像は、『5秒ひざ裏のばして 最期の3日前までトイレに行こう』(主婦の友社)より。シンプルなイラストが、逆にリアルな未来の自分を想像させる。

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 本書によれば、寝たきり予防作戦は、40代から始まっているという。将来の「寝たきりの芽」は、歩き方に表れる。

□ ガニ股歩きになってきた
□ 靴底の外側だけが減っている
□ 外反母趾がある
□ ウオノメやタコができやすい
□ 肩こりや腰痛がある
□ 歩くスピードが遅くなってきた
□ 気づくと足元ばかり見ている

 どれか1つでも当てはまる人は歩き方に問題があり、いずれは歩くスピードが遅くなる可能性がある。

 本書のなかで、川村氏は以下のように語る。

「『俺はいつ死んでもいい』という人はいますが、『寝たきりになってもいい』という方はほとんどいません。少子高齢化の日本では、今後は介護する人も少なくなり、医療費は増大し続けています。ですから、これからは自分の力で寝たきりを予防しなくてはいけないのです」

 川村氏は「ひざ裏のばし」を考案したことで、ヨガ・カルチャーに貢献したことが評価され、第6回「ヨガジャーナル presents ヨガピープルアワード 2019」で「ベスト・オブ・ヨギ」を受賞している。男性では片岡鶴太郎さんや、アンジャッシュの児嶋一哉さんらも受賞した賞だ。

 高齢者向けのストレッチと侮るなかれ。ヨガの呼吸を意識してひざ裏をのばし、長引く自粛生活で縮こまりがちな体と心をリフレッシュしよう。


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