もし、胃がん、乳がん、脳梗塞、心筋梗塞などの病気にかかったら――。一体お金はいくら必要? どう準備したらいい? 万が一の場合に備えて、医療保険・がん保険に加入している方も加入を考えている方も、実際にかかる金額は意外と知らないもの。
そうした疑問や不安を払拭するためにぜひ読んでおきたいのが、2月29日に主婦の友社より発売された『病気にかかるお金がわかる本』(共著 畠中雅子、黒田尚子)。本書は、病気にかかったときに必要なお金とその準備の仕方について、ファイナンシャルプランナーがわかりやすく徹底解説した一冊。本書は、病気に備えたい方、病気にかかってしまった方、どちらにも役立つ知識が満載だ。
~本書のポイント~
■健康保険の仕組み、高額療養費制度、傷病手当金、補助や給付の受けられる費用・受けられない費用などを紹介。
■がん、脳卒中、心筋梗塞などの大病にかかったときに必要なお金について、病気の状況別に具体的な事例を紹介。
■貯蓄や医療保険などをうまく活用して、無理なく安心に備える方法を解説。
ここでは3つのページ見本とともに、本書でふれられている内容をもう少し詳しく紹介しよう。
■これだけは知っておきたい! 病気にかかるお金の基礎知識
日本では、すべての人がいずれかの健康保険(=公的医療保険制度)に加入しているため、医療費の自己負担額が軽減されている。一方、その仕組みを理解していないと、思わぬ落とし穴があることも......。給付や補助の受けられる費用・受けられない費用、必要な手続きなど、これだけは理解しておきたい情報を解説。
■病気にかかるお金の実例
がん、脳卒中、心筋梗塞などの大病のときにかかるお金を、病気の状況別に、事例として具体的に掲載。保険が適用されるお金・されないお金、実際に負担する金額など、11のモデルケースで紹介。病気に備える貯蓄や医療保険加入を考える際の参考になる。
■病気にかかるお金に備える方法
しっかり準備しておきたいが、そのために日々の家計が圧迫されては本末転倒。貯蓄や医療保険などをうまく活用し、家計に無理なく必要十分なだけ病気に備える方法を解説。
著者の畠中雅子さんと黒田尚子さんは、ともにファイナンシャルプランナー。
畠中さんは教育、生活設計、住宅ローン、高齢者の住まいや暮らし、入院や介護など、生活に密着したお金の話を得意とし、著書は60冊を超える。近著に『これで安心! 入院・介護のお金 知らないと損する48のこと』(共著、技術評論社)、『これで定年後も安心! 老後のためのお役立ち便利帖』(マイナビ出版)、『大人の家計ノート』(主婦の友社)など。
黒田さんは、消費生活専門相談員資格も持つ。自身が乳がんに罹患してから、がんにかかるお金の情報の重要性を感じ『がんとお金の本』(Bkc)を上梓。病気への経済的な備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後や介護のお金にも注力している。近著に『50代からのお金のはなし』(プレジデント社)、『がんとお金の真実』(セールス手帖社保険FPS研究所)など。
病気でもなんでも、自分の身に降りかかって初めて真剣に考えはじめる方が多いのではないだろうか? 正直、病気やお金についてはあまり考えたくないから、つい後回しにしがち。ただ、そのままではいざ病気が現実のものとなったとき、病気とお金の心配を二重に抱えることになる。今後自分が抱えるかもしれない不安を和らげるためにも、「いざというときに困らない、損しない」ための本書をいまから読んでおくことをオススメしたい。
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