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万葉集の「本音」に迫る

 令和で改めて万葉集にスポットが当たることになった。百人一首でもおなじみだ。本書『ざんねんな万葉集』(飛鳥新社)は古文講師・岡本梨奈さんの解説と、雪路凹子さんのイラストで、その内容を分かりやすく解説する。

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『ざんねんな万葉集』(飛鳥新社)

 万葉集の収録歌数は、4516首。もはや、歌を「集めすぎた」と言っても過言ではないというのが本書のスタンス。したがって「カスな奴らが、身勝手なイタい歌を詠んでいたりするのです」

 今風にいうと、「付き合ってくれないなら死ね」「こいつイケメンなだけだった」などの歌もあり、マゾ、(ひとり)ぼっち、ロリコン、不倫も少なくない。それらをもとに「日本一ヤバい万葉集『逆ベスト版』」というのが本書のうたい文句だ。収録されている作品からにじみ出る本音に迫った一冊といえる。

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