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法務部員がまず読むべき一冊

 企業活動にはトラブルがつきもの。どうすればリスクを最小限にできるか――『企業法務のための初動対応の実務』(日本能率協会マネジメントセンター)が発売されている。

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写真は、『企業法務のための初動対応の実務』(日本能率協会マネジメントセンター)

 著者は長瀨佑志さんら気鋭の弁護士3人。企業で想定される様々な法的対応を迫られるトラブルを7つの分野に集約し、分野ごとに3つの特徴「相談事例」、「7つのポイント」、「参考書式」で整理している。企業としての初動対応の要点を把握できる内容。
 法務相談を受けた担当者が即座に対応可能なQ&Aと書式のダウンロードサービス付き。

 構成は「コンプライアンス」「契約管理」「債権管理」「情報管理」「労務管理」「会社整理」「M&A」に分けて解説されており、帯には法務部員がまず読むべき一冊という推薦文が付いている。

 なお、長瀨佑志さんは、分かりやすいロジックで相談事例を法務に落とし込み、手続きをどう組み立てるか、初動の間違いを防止するコツまで含めてノウハウをまとめた前著『新版 若手弁護士のための初動対応の実務』(日本能率協会マネジメントセンター)が好評だった。本書は、その分かりやすい整理手法で企業法務で起こりそうなケースを解説しているので、実務対応の参考になるだろう。


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