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上野千鶴子に7時間ぶっ通しで聞いてきた

 近年、話題になっている「フェミニズム」。言葉は聞いたことがあるけれど、いまいちよくわからないとか、なんだか苦手だなと思っている人もいるのではないか。

 そんな人に向けたフェミニズムの入門書『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(大和書房)が登場する。発刊は2020年1月10日。

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写真は、『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(大和書房)の表紙

 本書は、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子さんとマンガ家で2019年5月に創刊したフェミニズム雑誌「エトセトラ」1号で責任編集長を務めた田房永子(たぶさ・えいこ)さんとの7時間にもおよぶ対談をまとめた本。

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写真は、上野千鶴子さん(右)、田房永子さん(左)

 企画のきっかけは、2019年4月に上野さんが東京大学学部入学式でおくった祝辞だった。それを受け、田房さんが上野さんにフェミニズムについて聞いてみたいと手を挙げた。

 田房さんは1978年生まれ。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)で話題になり、その後『キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~』(竹書房)、『「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました』(大和書房)など、自身の思いや経験を赤裸々につづった作品で人気を博した。

 田房さん自身、妻であり、母であり、働く女性という立場から30~40代の団塊ジュニアが抱える生きづらさや「モヤモヤ」を代弁し、上野さんに質問を投げ掛けている。

 フェミニズムの成り立ちや、母娘の関係、仕事、恋愛、結婚、子育て、性の話まで時代背景とフェミニズム的な視点で上野さんが丁寧に解説している。

 以下4点の写真は、『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(大和書房)より

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