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お正月の神様は、毎年違った姿でやってくる

 「あけまして おめでとう」年が明けて、新しい一年のはじまり。ぞろぞろとみんながやってきて、おうちはあっという間に賑やか。最後にやってきたトラは、背中に鏡もちを乗せていて......。

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『おしょうがつのかみさま』おくはらゆめ著(大日本図書刊)

 こんな風に物語が始まる、楽しいお正月の絵本『おしょうがつのかみさま』(大日本図書)。この作品は、トートバッグのデザインとして描かれたトラの絵とその横に添えられたメッセージ「Everyday Shogatsukibun」(毎日 正月気分)がきっかけで生まれた。

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『おしょうがつのかみさま』おくはらゆめ著(大日本図書刊)とトートバッグ

 もちつき、たこあげ、かるた遊びなど、なつかしさも感じさせる動物たちのたのしい様子は、読めばいつでも「お正月気分」になれる。

 作品の中でお正月の神様は、毎年違った姿でやってくる。どんな姿で現れるのか、想像しながらページを開くのも楽しい。

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(C)Yume Okuhara 『おしょうがつのかみさま』(大日本図書刊)
 たこあげやコマなどの伝統的な遊びをして過ごすことは、なぜか、それだけでお正月らしく思えてしまう。デジタルゲームに親しんでいる子どもたちにとっても、日常とは少し違って、いっそう心に残る時間になるのではないだろうか。  

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