「ぐずっているとき、『もいもい』見せるとぴたっと泣きやみます」
「注射で泣いてしまったあかちゃんもこれを見せるとピタッと泣き止んで、ニコニコ。今まで使用したおもちゃや絵本の中で効果は断トツ」(NICU看護師)
赤ちゃん向け絵本「もいもい」シリーズには、実際にこのような声が寄せられている。2019年12月13日に、シリーズ2作目となる、『もいもい どこどこ?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売された。
『もいもい どこどこ?』は、しかけ絵本でページの一部が切り抜かれた窓から覗いているもいもいを探すという内容。
「もいもい」シリーズは、東京大学赤ちゃんラボと出版元のディスカヴァー・トゥエンティワンとの共同研究により生まれた「あかちゃん学絵本シリーズ」のひとつ。ほかに、『モイモイとキーリー』『うるしー』もある。
いずれの作品も、赤ちゃんはどんな絵を長く見るかなどの実験を行ない、泣く子も見つめるようなキャラクターを見いだした。
東京大学赤ちゃんラボの運営者で、本書の監修をしている東京大学の開一夫教授は、次のようにコメントしている。
「あかちゃんの研究をしていると、『あかちゃんって明るい色が好きなんですよね?』とか 『丸い形が好きですよね?』とかいった質問をよくされます。 しかし、あかちゃんは大人が思っているほど単純ではありません。 大人が思うあかちゃんの『好き』は、あかちゃんにとって『嫌い』かもしれません。 あかちゃん学絵本プロジェクトは 『あかちゃんの立場』を尊重して、あかちゃんが本当に『好きな』絵本を作ることがもくろみです」
年末年始で孫に会う方は、一緒にたのしめる作品ではないだろうか。
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