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大掃除まだの人、キッチンは5つのアイテムでピカピカになるよ

 家の中で汚れが気になる場所といえば、やっぱりキッチン。換気扇やコンロまわり、シンク、排水口......毎日のように使う場所だからこそピカピカにして新年を迎えたいものだ。

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写真は、『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)の表紙

 『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)は、2019年6月の発売以来、4刷重版している掃除のノウハウ本。特徴は、重曹、クエン酸、過炭酸ナトリウム、アルコール、石けんの5つのナチュラル系洗剤を使うこと。

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写真は、『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)より

 ナチュラルと聞くと「汚れが落ちにくいのでは?」と思ってしまうが、著者の本橋ひろえさんは以下のようにコメントしている。

「掃除で大切なのはどこを掃除するかではなく、何の汚れを落とそうとしているのかを考えること。汚れにあわせて洗剤を使うことで、おもしろいほど簡単に汚れが落ちるのです」

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写真は、『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)より

 本橋さんは、北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)を卒業したいわゆる"リケジョ"だ。化学系の企業に就職し合成洗剤製造を担当した。結婚を機に退職し、家事と子育てに専念。子どもが自分と同じアトピー体質であったことから、改めて主婦として洗剤に興味を持ち、独自に研究。掃除、洗濯、洗剤を主婦目線で、かつ科学的に分析したノウハウを伝える「ナチュラルクリーニング講座」を各地で開いている。

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写真は、『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)より
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写真は、『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)より

 本書によると、ガスコンロまわりは、酸性のアブラ汚れや食べカスが中心。酸性汚れに効く「重曹」「過炭酸ナトリウム」を使う。ギトギトで手強い汚れには、過炭酸ナトリウムが便利だが、よくすすぐことをすすめている。五徳などコンロの部品は取り外して煮洗いするといい。排水パイプは、重曹とクエン酸の発泡作用を利用すると汚れがはがれてスッキリする。

 ほかにも、冷蔵庫や電子レンジ、エアコン、窓ガラスなどの掃除法も紹介されている。また、寒い時期に気になる結露対策やカビ予防のノウハウもある。

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