ここ数日、東京では急激に気温が下がった。そんなときには温泉に行きたくなるものだが、年齢を重ねるなどして体が不自由になってくると、なかなか実際に温泉宿に出かけるのはハードルが高い。そんな方に向けて、昭文社から『行ってみようよ!親孝行温泉』が発売されている。
本書は、2015年発売の『バリアフリー温泉で家族旅行』、2017年発売の『続・バリアフリー温泉で家族旅行』(いずれも昭文社)に続く、エッセイストの山崎まゆみさんの著書大三弾。跡見学園女子大学で兼任講師も務める山崎さんは、高齢の両親を持ち、実際にバリアフリー温泉を利用してきた経験から本書を執筆した。
タイトルの「親孝行温泉」とは、「足腰の弱った方も、連れて行くご家族も、 一緒に安心して利用できる温泉宿をご紹介したい」という思いのもとに造られた造語で、以下の項目を満たす宿を指す。
本書では、そんな「親孝行温泉」が全部で22軒紹介されている。「バリアフリールーム」の室数と目安料金をはじめ、 「バリアフリー客室のベッドからの風景」「ロビーから客室への移動」「車いす送迎の有無」から、入浴施設までの移動の段差、食事処のサービスの範囲などまで、宿のバリアフリー情報が細かく記載されている。
さらに、湯船の深さや段差などを「形状メモ」で図解したり、一部の宿に二次元バーコードを掲載して著者が撮影した動画が見られるようにしたりと、役立つ情報が盛りだくさん。「温泉に連れていきたいけれど、 バリアフリールームはどこも高額なところが多くて・・」という声を受けて、リーズナブルな宿も巻頭で特集されている。
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