アフガニスタンで長年、農業用水路の建設など復興に携わってきた医師の中村哲さん(国際NGOペシャワール会代表)が、2019年12 月 4 日、東部ナンガルハル州ジャララバードで銃撃され死亡した。
筑摩書房は、中村哲さんを追悼して『アフガニスタンの診療所から』(ちくま文庫)を復刊すると12月6日に発表した。『アフガニスタンの診療所から』は、アフガニスタンでハンセン病治療に全力を尽くす中村医師の姿と支援団体による現地に根ざした活動を追った本。1993 年に「ちくまプリマーブックス」で刊行し、2005年に文庫化された。
復刊部数は5,000 部。追悼帯が巻かれ、12 月 24日の出荷を予定している。
中村哲さんは、1946 年福岡市生まれ、九州大学医学部を卒業。国内の病院勤務を経て、84 年にパキスタンのペシャワールに赴任しハンセン病を柱に貧困層の診療にあたってきた。そのかたわら難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わる。2000 年からは、かんばつが厳しくなったアフガニスタンで井戸掘りや大規模なかんがい用水路の建設にも携わっていた。
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