助けを求めるのは、「恥」なのだろうか? 「貧すれば鈍する」ということわざがあるように、経済的に余裕がなくなった人は間違えた選択技を選んでしまうことがある。本書に出てくる16人の登場者はまさにそうだ。
「窓のない2畳のトランクルームに住む男」「母の遺骨を抱えて車中泊する男」「歌舞伎町の出会い喫茶から出ない女」など、彼らは誰にも助けを求めることもなく、誰にも知られることもなく、東京という街で日々絶望しながら生きている。
この本は小説ではない、ノンフィクションなのだ。各章のコラムは新進気鋭の女性ジャーナリストである吉川ばんび氏が担当。
最後の第5章では、著者自らが17番目の貧困者として半生を話すのも話題になっている。
著者が問う、「彼らの貧困は自己責任と言えますか?」に、読んだあなたはどう答えるのだろうか?
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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