幼いころ、将棋で負けると盤を抱えて泣きじゃくっていた藤井聡太七段。今の時代「悔しい」と口に出すことや、実現できないことにいつまでもこだわる「あきらめない」気持ちははやらない。しかし、スポーツ選手など各界で活躍する人物は総じて「悔しがり」であり、その「悔しさ」をバネにして活躍している、と著者は語る。その「悔しさ」を力に変えて前に進む方法を、師弟の体験を交えつつ、明らかにする。本書では、藤井七段が将棋盤もない暗がりで、杉本研究会の仲間と頭のなかだけで将棋を指していたなどの驚きのエピソードもある。
著者主宰の将棋研究会からは、プロ棋士になることに挫折して大学進学の道を選んだとしても「悔しがる力」を携えた結果、東大生や医大生も生まれているとのこと。ビジネスパーソンはもちろん、「あきらめない心」を子供に持ってもらいたいという願う親世代必読の1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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