人生は思いもよらないことが起こるもの。
サラリーマンにとって会社の定年は人生の大きな筋目で、「定年後の人生をどう生きるか」は大きな課題だ。この小説の主人公は定年3年前に「部長職をとき調査役を命ずる」という4月1日付の辞令を受け、その日から机の配置も変わり、部下のいない社員、いわゆる窓際族になる。
その直後、予期してない理事に任命されるも、権力闘争に巻き込まれ、不良会社の再建をめぐり、翻弄させられるなか、同僚への思いやりの心を大切に「人間としてやるべきことは何か」を考え、「義を見て為(せ)ざるは勇無きなり」と義を貫く。ひとりのサラリーマンのドラマだ。
著者のあとがきによると、この物語は、1通の元同僚からの転居通知に触発されて、「私の現役時代の体験や見聞にフィクションを交えて創作した、ある1人のサラリーマンのドラマ」だという。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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