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「大江戸の飯と酒と女」 安藤優一郎著

  • 書名 大江戸の飯と酒と女
  • 監修・編集・著者名安藤 優一郎 著
  • 出版社名朝日新書
  • 出版年月日2019年10月11日
  • 定価本体810円+税
  • 判型・ページ数新書判・248ページ
  • ISBN9784022950413

落語でおなじみの「二八蕎麦」(16文、約400円)。日本初のファストフードを江戸で商う店は、なんと5000軒も。独身男たちに安価で大量に供給できたのは、「水車パワー」を製粉に活用するという「エネルギー革命」があったから。脂がのった鰻も、ひと串16文。大人気の陰には上方にはない「濃口醤油」の開発秘話が―。

思わず誰かに話したくなるエピソードが紹介されている。天下泰平の大江戸は、飲食文化が花盛り。人口の半分を占める武士のほとんどは、地方からの「お上りさん」。暇にあかせて連日のように食べ歩く。町人も、とんでもない大酒飲み大会などに参加する。居酒屋の誕生に見る酒文化。浅草のアイドル少女や、男女の出会い茶屋での密会などの生活風俗。

日記や記録をもとに百万都市繁栄の秘密とその理由を解き明かす。食い気と色気が元気な、江戸時代に行ってみたくなる。

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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