原因不明の体の不調は、あごの筋肉が原因かも!?

 「悩まされ続けてきた頭痛がなくなりました。」
「カチカチだった首、肩、背中がラクになりました。」
「耳をふさがれるような耳閉感が消えました。」
「視界もよくなって、顔もすっきりシャープになりました。」

これは、著者のクリニックの患者さんの声です。この患者さんたちは、病院に行っても原因不明といわれる体の不調に長く悩まされてきました。
しかし、“あごの筋肉のこり”をほぐしたら、体の不調が改善したというのです。

著者である福島一隆先生は歯科医として、これまでに３０００人以上を診療するなかで、歯の治療とは一見無関係な体調不良を訴える患者さんに着目しました。そして、独自に研究を重ねた結果、あごの筋肉が体の不調を改善するための大切なポイントだということに気づいたのです。しかも、ほとんどの日本人はあごの筋肉がこっているそうなのです。

じつは、福島先生もあごの筋肉のこりをほぐして健康になった一人。頭の痛みや肩のこりがひどく、最低でも月に２～３回、多いときは毎週、接骨院のお世話になっていましたが、あご筋をほぐしてみると、その痛みやこりが消えたといいます。

そもそもあごの筋肉というのは、食べ物を食べたりするときなどに使う口の動きに関わる筋肉のこと。口を開けたり閉じたりするときに動く筋肉で、頬やこめかみのあたり、側頭部の部分があごの筋肉の場所になります。
この場所は脳の近くなので、あご筋はたくさんの神経の通り道というわけです。だから、あごの筋肉がこり固まってしまうと、さまざまな神経に影響を及ぼし、体の不調を招いてしまうというのです。

本書では、このあごの筋肉のこりをほぐすために福島先生が考案した“あご筋マッサージ＆ストレッチ”の方法をわかりやすく紹介しています。誰でも簡単に、１日５分くらいでできるものなので、気軽に始められます。
病院で原因が不明と言われた頭痛やめまい、慢性的な疲れはもしかしたらあごのこりが原因かもしれません。本書を読んで“あご筋マッサージ＆ストレッチ”を始めてみてはいかがでしょうか。

書名：あご筋をほぐせば 健康になる! 著者：福島 一隆発売日：2014年12月19日定価：本体1100円+税