花の都・フィレンツェ。四季の変化が楽しめる美しい都市だ。20年以上、現地で暮らしている2人の日本人女性が、フィレンツェ、トスカーナ州の日常を202のエッセイと写真で綴った一冊が発売された。
『季節で綴るフィレンツェ202 世界でいちばん美しい街の愛おしい毎日、とっておきの場所』(イカロス出版)だ。
季節ごとに移りゆく街角の風景、祝祭日にまつわる行事、街を彩る花々、旬の食材や郷土菓子、地元客が集まる店、じっくり味わってほしい見どころ――。さらに、イタリアの何気ない日常などについても触れている。
【Primavera 春】
no.001 秘密の庭園や邸宅が扉を開く日/no.002 400年間ベストセラーのボウル/no.003 街中が黄色に染まる日/no.004 フィレンツェにもある最後の晩餐/no.005 青春のチェント・ジョルニ/no.006 香りのアトリエへようこそ/no.007 イタリアの家庭料理の父 ほか
【Estate 夏】
no.052 純イタリア産の炭酸飲料スプーマ/no.053 若さの秘訣は洗礼者ヨハネの朝露/no.054 定番の保存瓶ボルミオーリ/no.055 年に一度のフィレンツェの祭日/no.056 エザーメ・ディ・マトゥリタ/no.057 老若男女ジェラートが好き/no.058 トスカーナの海 ほか
【Autunno 秋】
no.103 街のシンボルは百合? アイリス?/no.104 秋の訪れはポルチーニ茸とともに/no.105 チブレオ・カフェ/no.106 歴史的価値と住みやすさのバランス/no.107 門限に間に合わなかったら/no.108 掘り出しものの価値は人それぞれ/no.109 イノシシなフィレンツェ人 ほか
【Inverno 冬】
no.153 プレゼント探しはお早めに/no.154 国民的リキュール、アペロール/no.155 昔懐かしいフィアスコ・ボトル/no.156 詩人ダンテとフィレンツェ/no.157 誰もがピノッキオ/no.158 異国情緒漂うクリスマスマーケット/no.159 豆からこだわる1杯のコーヒー ほか
現地に住む人ならではの目線で、四季折々に味わうべき「旬」を紹介している。旅行ではわからない、フィレンツェの魅力にあふれた1冊。
■奥村千穂さんプロフィール
おくむら・ちほ/現地アパートの紹介サイトLA CASA MIAでフィレンツェの滞在型の旅を提案している。ブログ「フィレンツェ田舎生活便り2」でイタリア暮らしについて綴る。著書に旅のヒントBOOK『美しいフィレンツェとトスカーナの小さな街へ』(イカロス出版刊)がある。
■向井真理子さんプロフィール
むかい・まりこ/フィレンツェでのアクティビティ、イタリア語学留学、通訳・コーディネートなどのビジネスサポートを行うFIRENZE PLUSを運営。カメラマンとしても活動中。
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