2023年9月21日発売『週刊文春WOMAN』2023秋号(文藝春秋)の特集は、「推し活のない人生なんて」。表紙は、香取慎吾さんがSMAPのメンバーカラーで描いたイラスト「推し活」となっている。
香取さんは、2018年12月の『週刊文春WOMAN』創刊以来、毎号、表紙画を描き下ろしてきた。19作目となる今回の2023秋号では、編集部より特集テーマが「推し活」であることを知らされ、「今回の絵はメンバーカラーでいこう」と、かつて香取さんが所属し、2016年に惜しまれつつも解散したSMAPのメンバーカラーである青、赤、ピンク、黄、緑の5色を使うことを思いたったという。
「メンバーカラーって、ファンの皆さんが応援してくれていることの象徴なのかなと思うんです。ファンの方は推しのメンバーの色を選び、身につけ、好意を示してくれる。この5つの色は、5人を推してくれているファンのもくもくと盛り上がる想いがひとつになって爆発的なパワーが生まれているようなイメージです。やっぱり、誰かを推すという行為には、人を動かすパワーがあるんですよね。推されている僕らの側も引っ張られていく、あの感じを描きたかった」
(香取さんインタビューより)
なぜメンバーカラーを使った絵を描こうと思ったのか。「推される人生」を生きてきた香取さんが今、思うことについて、巻頭インタビュー「『推される人生』を生きる」で全6ページにわたって語っている。
ほかにも、推し活のルーツを早稲田大学演劇博物館館長らに聞いた「推し活は600年以上前からあった!」から、つづ井さんと宇垣美里さんの対談「推しのプライベート、知りたいですか?」、BTSのSUGAの公演に救われた体験を語る坂本美雨さんと中野信子さんの対談「40代でアイドルにハマるとは」、松本隆さんの「ずっと華流ドラマも好きだった」、ブックガイド「"推し文学"の傑作24冊」まで、「推し活」をさまざまな角度から考えた充実の内容となっている。
また、香取さんと共にSMAPメンバーだった稲垣吾郎さんは、作家の創作の秘密に迫る連載「談話室稲垣」で万城目学さんと対談。さらに主演映画『正欲』公開前スペシャルインタビュー「"市井の人"に滲む狂気」も掲載される。
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